長門市」カテゴリーアーカイブ

山口県長門市 日置古市跡


古市は文字通り古い市という意味で、
江戸時代初期に市が開かれていたもので、
別の場所に移された為に新しい方を新市
今までの場所が古市と呼ばれてました。
本来ならばそのまま新市が栄えて、
古市は廃れていくものですが、
この日置古市は黄波戸浦津黄浦に通じ、
古くから交通の要であった為か廃れず、
後に新市から古市に本宿が戻されています。
※本宿=正規ルートの宿場の意。続きを読む

山口県長門市 村田清風墓所

村田清風の墓所に久しぶりに訪問。
約7年前に訪問して以来です。


長門市三隅下周辺。村田清風墓所の場所。


墓所への入口。
JR山陰本線の線路沿いにありますが、
線路には柵などありませんのでご注意を。


村田清風墓所」。
少々登ると現れます。
村田家は長州藩大組91石取りの家柄。


故準番頭村田織部源清風
 同妻 進藤氏藤原梅子 之墓
」。
村田清風続きを読む

山口県長門市 仙崎湊

仙崎日本海に突き出した比較的大きな岬。
海流によって運ばれた漂砂が堆積した砂嘴で、
その殆どが平坦な地形となっており、
古くから漁村、港町として栄えていました。


御国廻御行程記 仙崎」。
絵図でもわかるように仙崎一面に家屋が建ち、
相当の賑わいであったと推測できます。


仙崎港」。
仙崎漁港は… 続きを読む

山口県長門市 深川正明市跡

正明市深川にあった市場町及び宿場町。
深川は深川川の三角州にある肥沃な土地で、
古代より稲作地であったとされており、
長門国大津郡の中心地だったようです。

江戸時代には赤間関街道北浦道筋と、
北道筋が分岐する交通の要衝となり、
その四ッ辻付近に市及び宿場が開かれ、… 続きを読む

山口県長門市 湯本温泉

湯本温泉の開湯は室町時代前期で、
大寧寺定庵禅師が神託を受け、
源泉を発見したとされます。
山口県で最も古い歴史をもつ温泉であり、
庶民、武士、藩主に至るまで湯治を行い、
明治時代以降は全国から客が訪れました。


御国廻御行程記 湯本」。


湯本温泉続きを読む

山口県長門市 前大津宰判勘場跡

長州藩は直轄地を宰判という行政区に分け、
代官を置いて行政にあたらせていました。
宰判には勘場と呼ばれた役所が設けられ、
租税徴収、治安維持、裁判等が、
行われています。


前大津宰判勘場跡」。
前大津宰判勘場のあった場所は、
現在の長門市役所の敷地内。
駐車場前に標柱が設置されています。

長門市街は当時は… 続きを読む

山口県長門市 泊台場跡

油谷湾を囲む向津具半島の先端油谷島に、
異国船打払の為の台場跡が残されています。


向津具半島周辺(泊台場跡の場所)
向津具は[むかつく]と読みます。
もちろん別にムカついているわけではなく、
向津国(むかつくに)と呼ばれていたのが、
年月が経つうちに変化したもので、
油谷湾の南側から見て、
[… 続きを読む