遊清五録」タグアーカイブ

高杉晋作の航海日録③

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つづき。

続航海日録
文久2年7月5日
午後、蒸気船が来て本船を引く。
支那人の水先が船主に代わり号令。
逆潮を下って碇泊船の間を通る。
初めは船針を北へ向け、
右折して南東に向かい、
また左折して北へ向かう。
呉淞江に至る頃には日は落ちており、… 続きを読む

高杉晋作の航海日録②

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つづき。

文久2年5月4日
晴。昨夜聞いたように朝に良い風が出た。
官吏が水が無くなりかけているので、
今朝から風呂は海水を使うようにという。
諸子は甚だ困った。
朔日より今朝まで四方に山は見えない。
午後も風は良好で諸子は大いに喜ぶ。
海上には小島が見えたが、
通鏡で見ると島ではなく船だった。
※望遠鏡の事。
これは唐船で… 続きを読む