橋本佐内は福井藩医橋本長綱の長男として生まれ、
蘭医学を学ぶために大坂に出て適塾の緒方洪庵に師事。
帰藩後は父の跡を継いで藩医となり、
安政元年に江戸に遊学して蘭医坪井信良に入門し、
坪井の紹介で杉田成卿にも学んでいます。
江戸で蘭学を学ぶ傍らで諸藩士らと交友し、
次第に政治に関心を持つようになり、
医職を解かれて書院番… 続きを読む
「福井県」カテゴリーアーカイブ
福井県福井市 横井小楠寄留宅跡ほか
福井県永平寺町 永平寺
曹洞宗の宗祖道元は比叡山延暦寺に入門。
天台宗の本覚思想に疑問を持って比叡山を去り、
臨済宗の建仁寺に入門します。
しかし建仁寺でも道元の疑問は解けず、
師の明全らと共に宗へ渡って… 続きを読む
福井県福井市 瑞源寺(福井藩越前松平家墓所)
福井藩5代及び7代藩主松平昌親(吉品)は、
支藩吉井藩の藩主でしたが、
兄で4代藩主松平光通が継嗣なく自刃し、
その遺言によって福井藩主となっています。
しかしながらこの藩主就任は、
幕府の裁定によって遺言が重視されたもので、
昌親や光通の兄松平昌勝を推す派閥や、
光通の庶子松平直堅を推す派閥は、… 続きを読む
福井県福井市 大安寺(福井藩越前松平家墓所)
福井藩越前松平家の菩提寺である大安寺は、
田谷寺という大寺院があった場所に創建され、
殆どの建物を創建当時のまま残しています。
田谷寺は48の坊舎を持つ大寺院でしたが、
織田信長による越前侵攻で全て焼失してしまい、
その後80余年放置されていたという。
この跡地に福井藩4代松平光通が大安寺を創建。
越前松平家の永代菩提所としています。
開山の大愚禅師は… 続きを読む