乃木希典 ~高杉晋作との関係

乃木希典大将は、日露戦争の英雄として有名です。
(司馬遼太郎は、ボロカス言っておりますが・・・)

この乃木大将が名将凡将かとかの議論はさておき、
今回は、乃木希典と晋作について・・・。

ちょっと前までは、歴史に疎い人でも「乃木大将」の名だけは知ってる
という人は多かったのですが、今はどうなんでしょう?
アイドルグループ乃木坂46の乃木坂というのは、
この乃木希典に由来しているということさえ知らないんじゃないかと心配します・・。

乃木希典は、長府藩出身。幕長戦争当時は18歳で、長府報国隊の一員でした。
小倉口の戦いの頃のある日、乃木は長府報国隊の先輩らと共に晋作を訪問しています。

彼らからすれば晋作は小倉口の最高司令官で、雲の上の存在です。
幕舎に案内されるや、憧れの高杉晋作先生が現れる。
晋作は歓迎の意を述べて、「今日は忙しいので、語り合うことはできないが、
君達に一言いうなら、関ヶ原で徳川に敗れた我々の歴史を忘れてはならぬ

というようなことを言った。
そして「もっと伝えたい事があるが、軍議が忙しいので小冊子を与えるから、
それを読むように
」と言い残し、一人一人にその小冊子を配った。
その小冊子は、吉田松陰著の「照顔録・附坐獄目録」。
乃木らは感激して帰ったそうです。若い彼らにはそれで十分満足しています。
晋作と会ったのはそれ一度かぎりでした。

西南戦争日清日露戦争が終わり、英雄となった乃木は、
もう一人の日露戦争の英雄東郷平八郎と共に、
明治44年、晋作が提唱して作られた桜山招魂場に参拝しています。

乃木はその時、たった一度きりの晋作との会見を思い出したのではないでしょうか?

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