久留米の水天宮は全国の水天宮の総本山。
天御中主神、安徳天皇、高倉平中宮、
二位の尼を祀ります。
禁門の変で自刃した真木和泉は、
この水天宮の22代目宮司です。
水天宮の社家であった真木は、
平家が滅びた壇ノ浦のある長州とは、
浅からぬ縁があったのでしょう。
真木の四男菊四郎の遺言が、
紅石山への埋葬だったのは、
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安徳天皇陵の裏手だったからでしょう。
水天宮は筑後川のほとりに鎮座しています。
「水天宮鳥居」。
鳥居の扁額は東郷平八郎の書によるもの。
参拝口の狛犬は西洋のガーゴイルのよう。
境内にある「真木神社」。
真木和泉を主祭神として祀り、
国難に殉じた一門及び門下生と、
天王山の十六士を配神としています。
「山梔窩(くちなしのや)」。
藩改革に失敗した真木は謹慎を命じられ、
実弟大島居信臣の屋敷の庵を建て、
山梔窩と名づけて自炊生活を送る。
そこで子弟らを教育していますが、
諸国の志士らが来訪するようになって、
国事について語り合っています。
この建物は資料をもとに再現したもの。
「真木和泉守保臣像」。
明治百年を記念して建てられた銅像。
禁門の変の真木でしょう。
「本宮」。
安産、子授け、子育てご利益があります。
時期的に七五三参拝の子供連れが多く、
可愛らしい着物を着た子供が沢山居ました。
お宮参りの赤ちゃんも多く見られ、
なんだか微笑ましい気分になります。
みよちゃんは2歳なので来年七五三。
昔は数えでしたので今年でも良いですが。
来年がとても楽しみです。
水天宮には真木和泉守記念館もあり、
遺品遺墨が展示されているそうですが、
電話による事前予約が必要との事です。
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