京都府京都市 真如堂墓地/石田英吉墓所

天台宗の寺院真正極楽寺真如堂墓地には、
元海援隊士石田英吉の墓があります。
※真如堂は真正極楽寺の通称。
 実はgoogleMAPで石田英吉墓を見つけ、
 その墓地がどこの寺院のものかわからず、
 今回は直接墓所だけの訪問です。



従二位勲一等男爵石田英吉之墓」。
土佐中山村の村医伊吹泰次の家に生まれ、
坂本龍馬の義兄高松順蔵の私塾で学び、
※龍馬の長姉千鶴の嫁ぎ先。
大坂に出て緒方洪庵に蘭医学を学びました。
後に尊皇攘夷運動に傾向し、
吉村寅太郎に心酔て天誅組に参加。
天誅組の変に参加していますが、
幕府による討伐で天誅組は壊滅します。
石田は主将中山忠光を護衛し長州へ落ち、
真木和泉中岡慎太郎らの忠勇組に所属。
禁門の変に参加して負傷しています。
後に坂本龍馬の亀山社中に合流し、
長岡謙吉と共に「二吉」と称され、
幕長戦争ではユニオン号の砲手長となり、
幕府軍と戦いました。
龍馬の暗殺後は長崎振遠隊に加入し、
戊辰戦争では秋田戦線に参加。
戦後は各県の県令知事などを歴任し、
後に貴族院議員に選出されています。
明治34年、死去。

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