曽根一帯は製塩が盛んであったとされ、
塩浜が広がっていたようですが
後に小倉藩による大規模干拓が行われ、
広大な新田が造られました。
また中津街道の整備によって、
下曽根村に宿場が設置されています。
小倉南区下曽根周辺。緑の線が街道筋。
青でぼかした辺りが下曽根宿跡。
「唐戸橋」。
小倉の常盤橋を起点とする中津街道は、
葛原を経て竹馬川に至ります。
この竹馬川には唐戸橋が架けられており、
これを越えると下曽根の宿場町。
現在はコンクリート製となっていますが、
当時は木橋であったと思われます。
唐門橋とも呼ばれていたとされますので、
橋の袂に唐門が建てられていたのでしょうか?
「下曽根宿跡」。
橋の東側に宿場があったようですが、
残念ながら当時の面影は皆無。
菱屋平七の筑紫紀行では茶屋一二軒とされ、
それ程大きい宿場ではなかった模様ですが、
道は綺麗であったようです。
■中津街道の宿場町
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