圓満寺は道後温泉にある曹洞宗の寺院。
詳しい由緒はわかりませんが、
弘仁3年(812)建立とのこと。
「圓満寺」。
本尊は阿弥陀如来像。
小さなお寺ですが温泉街にあるせいか、
参拝客も意外に多いようです。
「湯の地蔵尊」。
本堂手前の地蔵堂にある巨大な地蔵尊。
一丈二尺(3.67m)るようで、
法相宗の僧行基の作とされています。
安政の大地震で湯が出なくなった際、
この地蔵尊に祈願したところ、
再び湯が湧き出たとのこと。
何故か恋愛成就の御利益があるとなって、
湯玉をモチーフにしたお結び玉祈願が、
地蔵堂に沢山奉納されていました。
「梅滴翁之墓」。
伊予松山藩筆頭家老奥平貞臣の墓。
本堂横の墓地の奥にあります。
定臣は松山藩士奥平貞熈の長男に生まれ、
筆頭家老家奥平藤左衛門家の養子となり、
部屋住みのまま家老となりました。
江戸城の火災や禁門の変で藩兵を統率。
明治元年に隠居しており、
余生を俳人として送っています。
大原其戎と共に伊予俳壇の代表的人物で、
中央俳壇にもその名が知られていたという。
明治23年、死去。
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伊予松山藩松平家の居城跡。
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圓満寺は道後温泉にあります。