高良大社は筑後国一宮で旧社格は国幣大社。
古くから筑紫の国魂と仰がれており、
筑後国及び肥前国の有明海近域の領民に、
篤い信仰を受けていたとされます。
「三の鳥居」。
高良大社には府中宿内の大鳥居から、
中腹にある二の鳥居を抜け、
この三の鳥居に辿り着く訳ですが、
その参道を歩いて登る体力はありません。
参道には多くの末社もあるようですが、
無理をせずに車を使いました。
この三の鳥居の先の本坂の石段は131段。
ここから先は車では行けませんが、
無料のスロープカーが脇にありますので、
家族と共にこれで登ります。
「中門」及び「透塀」。
朱の色が樹々の緑に映える中門と透塀は、
久留米藩7代藩主有馬頼憧が寄進し、
安永6年(1777)に建立されたもの。
本坂からの眺め。
石段周囲の木々は伐採されており、
市街地が一望できます。
「拝殿」。
後方の幣殿、本殿と共に国指定重要文化財。
万治2年(1659)に4代藩主有馬頼利が寄進。
本殿正殿には高良玉垂命、
左殿には八幡大神、右殿には住吉大神、
御客座には豊比咩大神が祀られています。
登って来たスロープカーは15:00で終了。
下りは乗れませんでしたので、
仕方ないので本坂を下りました。
子供達はスロープカーが楽しかったらしく、
乗れないと聞いて不機嫌に・・・。
う~ん。
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