津和野銘菓「源氏巻」

津和野といえば「源氏巻」である。
下関から津和野は丁度良い位置なのか、
意外と旅行に行く人が多い気がします。
※統計があるわけではなく主観。
お土産に「源氏巻」を頂く事も多々あり、
何度も口にしている和菓子。
そんな意外にも身近な「源氏巻」ですが、
幕末に誕生した和菓子のようです。
なんでも御用菓子司の「見墹情貫堂」が、
小麦粉を練って薄く焼いた生地に、
紫の餡を巻いて11代藩主亀井茲監に進上。
この菓子を食べた正室の光安姫(貢子)が、
その餡の紫色を見て感動したとされ、
源氏物語」第1部5帖「若紫」において、
光源氏が詠んだ和歌を思い起こしたという。
※手に摘みて いつしかも見ん 紫の根に
  通ひける 野辺の若草

これにあやかって「源氏巻」としたのが、
名前の由来とされています。


元祖源氏巻総本舗 宗家」。
津和野の源氏巻メーカーは10件余あり、
どれも味が違うとのことです。
出来るだけ元祖かそれに近い店で購入し、
本来のものを食べようと調べましたが、
上記のように元祖は「見墹情貫堂」とされ、
現在は既に閉業して存在しません。
それぞれの店もどこが古いか不明なので
今回は「元祖」「総本舗」「宗家」に惹かれ、
「元祖源氏巻総本舗 宗家」で購入しました。


タイミングが良かったのか、
それともいつでもやってるのか、
なんと焼き立てでした。
お土産で何度も食べてますが、
暖かい「源氏巻」を食べるのは初めて。
家族4人で2本購入し、
天気が良いので外で食べることに。


あったかサクサクで美味しい~」。
うん。確かにこれは美味しい。
ロケーションもあることでしょうし、
どこが美味しいとか不味いとか判りませんが、
津和野で食べる源氏巻は美味しかった。

上記したように幕末期誕生の和菓子ですが、
3代藩主亀井茲親勅使饗応役を命じられ、
その指導役吉良義央に辱めを受けた為、
筆頭家老多胡外記が吉良に進物を贈り、
以後は好待遇となったという話があります。
その時に贈った進物が平たい小麦粉の生地に、
小判を巻いた賄賂だったとされ、
それを由来として「源氏巻」が生まれたとも。
この話は信憑性の薄い話のようですが、
なんでもかんでも忠臣蔵に結び付ければ、
売れた時代があったのでしょう。

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