今回紹介する漫画「あずさ弓の如く」は
白虎隊の会下関支部の吉井さんに頂いた漫画。
楢崎家屋敷での飯沼貞吉を描いたもので、
上下巻に分かれています。
「あずさ弓の如く上、下巻」。
上巻は会津戦争から貞吉の東京行きまで、… 続きを読む
「幕末維新関連の書籍」カテゴリーアーカイブ
「榎本武揚」安部公房
安部公房の「榎本武揚」。
以前から気になっていたので、
長期出張前に図書館で借りて読みました。
北海道旅行に行った「私」は旅館の主人から、
消えた囚人300名の伝説を聞く。
護送中に脱走して共和国を創ろうとしたという。
その囚人らに関わった榎本武揚を主人は尊敬。
主人は元憲兵… 続きを読む
「マイ・ディア・シンサク」今江祥智
「明治維新の「嘘」を見破るブックガイド」田中聡
明治維新を否定的に検証する本が、
最近は沢山出ておりますが、
それのブックガイドってんだから、
どんなものだろうと読んでみました。
![](https://i0.wp.com/access21-co.xsrv.jp/shigekikou/wp-content/uploads/2019/08/image-79.jpg?resize=139%2C185)
まず「否定的」「肯定的」というのが、
とてもナンセンスな考え方で、
歴史を二元的にとらえる考え方自体おかしい。
物事には良い部分も悪い部分… 続きを読む
「神剣 人斬り彦斎」葉室麟
![](https://i0.wp.com/access21-co.xsrv.jp/shigekikou/wp-content/uploads/2019/08/4189.jpg?resize=129%2C186)
久々に幕末モノの小説を読んだ。
「神剣 人斬り彦斎」は、
河上彦斎を主人公にした小説で、
作者は直木賞作家葉室麟。
既に故人のようで僕は初めて作品を読みました。
50歳から創作活動をスタートしたらしく、
66歳で死去するまでの16年弱の間に、
60作以上の作品を書いています。
河上彦斎は人斬りです。
佐久間象山以外は記録に残っていませんが、
逸話の多さから象山だけとは思えませんので、
たぶん何人も斬っているのでしょう。
そんな人は常人とは… 続きを読む
「幕末まらそん侍」土橋章宏
「幕末まらそん侍」は土橋章宏の小説。
「超高速!参勤交代」の作者です
こういうライトな小説は、
出張の移動中の電車で読むのに最適。
![](https://i0.wp.com/access21-co.xsrv.jp/shigekikou/wp-content/uploads/2019/08/3712.jpg?resize=133%2C194)
お話は安政遠足を題材にしたもので、
藩内でドタバタ劇が繰り広げられます。
コミカルな作品なので内容を言うのも難ですが、
正反対の性格の2人が競い合う話、
どさくさに紛れて脱藩を企てる男の話、
隠密として活動してきた男の話、
足に自信があるが身分の低い男の葛藤の話、
病気を押して少年と走る老人の話、… 続きを読む
「黍の花ゆれる」植松三十理
大河西郷どんが現在奄美編ということで、
出張中にタイムリーな小説を読みました。
![](https://i0.wp.com/access21-co.xsrv.jp/shigekikou/wp-content/uploads/2019/08/3722.jpg?resize=113%2C162)
植松三十里著「黍の花ゆれる」。
愛加那が主人公の話で、
全編が奄美大島で展開されます。
内容は西郷どんの18回からと同様で、
西郷が奄美に流されたところ開始。
島妻となって子供を設け、
西郷との別れと再開。
子供の成長と西郷の風のうわさ。
子供の将来を願った行動と裏腹な結末… 続きを読む