「お〜い!竜馬」は武田鉄矢の原作、
小山ゆう作画の漫画。
連載当時はヤングサンデーを購読しており、
リアルタイムで読んでいました。
単行本としては全23巻の大作ですが、
幕末の入門編としてお勧めできる漫画です。
例えば三国志を知りたいという方には、
史書の「三国志… 続きを読む
「幕末維新関連の書籍」カテゴリーアーカイブ
「あずさ弓の如く」苑場凌
今回紹介する漫画「あずさ弓の如く」は
白虎隊の会下関支部の吉井さんに頂いた漫画。
楢崎家屋敷での飯沼貞吉を描いたもので、
上下巻に分かれています。
「あずさ弓の如く上、下巻」。
上巻は会津戦争から貞吉の東京行きまで、… 続きを読む
「榎本武揚」安部公房
安部公房の「榎本武揚」。
以前から気になっていたので、
長期出張前に図書館で借りて読みました。
北海道旅行に行った「私」は旅館の主人から、
消えた囚人300名の伝説を聞く。
護送中に脱走して国を創ろうとしたという。
彼らに関わった榎本武揚を主人は尊敬。
主人は元憲兵… 続きを読む
「マイ・ディア・シンサク」今江祥智
「明治維新の「嘘」を見破るブックガイド」田中聡
明治維新を否定的に検証する本が、
最近は沢山出ておりますが、
それのブックガイドってんだから、
どんなものだろうと読んでみました。

まず[否定的][肯定的]というのが、
とてもナンセンスな考え方で、
歴史を二元的にとらえる考え方自体おかしい。
物事には良い部分も悪い部分… 続きを読む
「神剣 人斬り彦斎」葉室麟

久々に幕末モノの小説を読んだ。
「神剣 人斬り彦斎」は、
河上彦斎を主人公にした小説で、
作者は直木賞作家葉室麟。
既に故人で僕は初めて作品を読みました。
50歳から創作活動をスタートしたらしく、
66歳で死去するまでの16年弱の間に、
60作以上の作品を書いています。
河上彦斎は人斬りです。
佐久間象山以外は記録に残っていませんが、
逸話の多さから象山だけとは思えませんので、
たぶん何人も斬っているのでしょう。
そんな人は常人と… 続きを読む
「幕末まらそん侍」土橋章宏
「幕末まらそん侍」は土橋章宏の小説。
「超高速!参勤交代」の作者です
こういうライトな小説は、
出張の移動中の電車で読むのに最適。

お話は安政遠足を題材にしたもので、
藩内でドタバタ劇が繰り広げられます。
内容を言うのも難ですが、
正反対の性格の2人が競い合う話、
どさくさに紛れて脱藩を企てる男の話、
隠密として活動してきた男の話、
足に自信があるが身分の低い男の葛藤の話、
病気を押して少年と走る老人の話、… 続きを読む