下関市吉田 常関寺(小倉戦争時の野戦病院)

奇兵隊の本拠地となった吉田地区の寺院の多くが、
奇兵隊屯所として利用されていましたが、
今回訪問した常関寺は、病院施設として利用されました。


常関寺 山門」。
山の中腹にあり参道も急です。
重傷者が運び込まれたそうですが、
運び込むのも結構大変そうですね。


常関寺 本堂」。
この本堂が病院施設となっていたそうで、
本藩から派遣された侍医李家文厚の指揮で、
手術などの治療が行われました。


十六羅漢像」。
本堂裏にある十六羅漢像。
飢饉で餓死した者達への供養の為に建てられたもの。

本堂から右に大きく迂回すると、
治療の甲斐もなく亡くなった奇兵隊士の墓があります。

奇兵隊士の墓」。
右から、堀滝太郎浪風之霊 松原興兵衛墓 
庚申丸水夫櫂右衛門墓 本郷志摩之助墓
伊藤虎松藤真之墓 本田寅之助墓 古川順蔵?


左端の墓だけ小さくて仏式の墓石。古川順蔵の墓だと思われますが、
位牌型で戒名が刻まれいるだけなのでよくわかりません。、
お寺の案内板には隊士六名ってなってるし、どうなんだろ?
市の案内板なんで、当てにならないからなぁ・・。
これが古川の墓なら、何故神式ではないのか?
彼は庄屋の次男だったし、他の墓の主が農民出身だったり、
供徒士だったりなので、差別的な理由ではなさそう。
これは宗教的理由でしょうか?

ちなみに桜山招魂場にある古川順蔵の墓石は、
他の隊士と同じく神式の墓石です(これもあたりまえか・・)。

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