幕末とは大きく離れてはいますが、
益田市にある益田家の墓所を巡ってみます。
萬福寺にある益田家当主の墓所を、
以前にも記事にしていましたが、
他にも益田家当主の墓所が散在しており、
これを巡ってみようと考えました。

15代当主益田兼堯の墓所は、
七尾町桜谷の墓地内にあります。

「益田兼堯の墓」。
益田家15代当主益田兼堯の墓。
14代益田兼理の子に生まれますが、
父は大内家11代当主大内盛見に従い、
九州に遠征して戦死しています。
幼くして家督を継いだ兼堯は、
一族や家臣らに盛り立てられて成長し、
周辺豪族との関係を改善。
室町幕府と誼を通じて勢力を拡大し、
多くの戦いに参戦して勝利しました。
後に息子の益田貞兼に家督を譲って隠居。
水墨画家で禅僧の雪舟と親交があり、
文明11年(1479)に雪舟を益田に招き、
雪舟は益田を終の棲家としています。
七尾城の出丸尾崎丸北麓の大雄庵で過ごし、
文明17年(1485)に死去しました。
墓所は大雄庵の跡地とのこと。

■関連記事■
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　須佐にある益田家代々の墓所。
・山口県長門市　大寧寺墓地/益田家墓所
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・島根県益田市　医光寺(再訪)
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