東京都豊島区 染井霊園/酒井忠惇墓所

染井霊園にある酒井忠惇家の墓所。
忠惇は姫路藩主でしたが、
明治22年に別家を興しており、
姫路藩酒井家とは別家となっています。


正三位男爵酒井忠惇墓
 室    酒井鉉子墓
」。
姫路藩9代(17代当主)酒井忠惇と、
その室酒井鉉子の墓。
大身旗本酒井忠誨の四男に生まれ、
同じく大身旗本酒井忠夏に養子となり、
その家督を継いでいましたが、
兄で姫路藩主の酒井忠績の養子となって、
慶応3年に兄の隠居で家督を相続。
程なく老中に昇進していますが、
翌年の鳥羽伏見の戦い後に罷免されます。
更に官位剥奪入京禁止隠居謹慎を、
新政府より命じられており、
伊勢崎藩からの養子酒井忠邦に家督を譲り、
駿府藩に預けられました。
明治4年には実弟酒井忠恕の許に預けられ、
兄の忠績とも同居。
明治9年に宗家に復籍しています。
明治22年には男爵を授与され、
別家として酒井忠惇家男爵を創設。
東京上野東照宮副祀官を経て、
明治26年に久能山東照宮宮司に任じられ、
明治29年までこれを勤めました。
その後の明治40年に69歳で死去。

墓所は1種イ8号9側

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