境原宿は長崎街道の宿場町で、
佐賀宿と神崎宿との中間に位置し、
蓮池往還の分岐点でもありました。
神埼市千代田町境原周辺。
緑の線が長崎街道で青の線が蓮池往還。
青くぼかした辺りが境原宿跡。
「境原宿跡」。
境原宿跡は国道264号線沿い。
宿場時代の遺構は皆無です。
往時は旅籠、茶屋、油屋、酒屋等、
商家や民家が約150戸あったようで、
中池江川を利用した河運も盛んでした。
「長崎街道 堺原宿」碑。
佐賀の乱で境原宿は激戦地となっており、
島義勇率いる憂国党が本陣を置き、
政府軍と激しく戦っていますが、
側面を突かれて敗走しています。
この戦いで境原宿は壊滅的打撃を受け、
殆どの建屋は焼失してしまいました。
■長崎街道の宿場町
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