吉田松陰の長崎紀行④

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つづき。

10月26日。
小島を暁に舟を発して②島原に至る。
同舟には加來傳兵衛桐原作右衛門
伴九左衛門がおり、
肥後藩士で阿蘇高森に土着する者達。
守山に宿す。

10月27日。
長崎に達し濱町に宿す。
中村仲亮高見杏庵を訪問したが留守。


長崎紀行の行程④-1

ロシア艦密航する為に長崎入りしますが、
既にロシア船は出航済みでした。

この事については日記には触れていません。

10月28日。
中村、高見、大木藤十郎を訪問。
高見の家にて中村吾道に会う。

10月29日。
大木を訪問し、夜に栗崎道意宅に行く。
そこで会った者は深田燾齋高見正菴

10月30日。
大木を訪問し、栗崎に会う。
会った者燾齋岩崎養菴大田祐慶なり。


11月朔日。
昨夜、芸州の人琴崎謙蔵が来宿。
朝、謙蔵を伴って①長崎を出発し、
栗崎宅に至り別れを告げる。
また中村仲亮にも別れを告げた。
千々波(千々石)に宿す。

11月2日。
大湊に宿す。

11月3日、4日。
大湊に留まる。夜、佐々丸山來る。

11月5日。
坪井に帰る。

11月6日。
松田矢島江口純三郎森崎廣田
木原村上作兼坂熊四郎野口
丸山が来る。
申時に宮部と有吉老大夫を訪問。
※有吉家は熊本藩永代家老。
 時期的に17代有吉立道でしょうか?
田中大阿荒木權之進に会う。
夜、森崎が来る。

11月7日。
竹崎律二郎、矢島、江口、丸山、廣田、
野口、宮部兄弟が送ってくれた。
山賀宿(山鹿)に宿す。
矢島はここまで来て一泊。

11月8日。
朝、手を分かち、⑥柳川に宿す。

11月9日。
松崎宿に宿す。
福岡県小郡市 松崎宿跡

11月10日。
青柳宿に宿す。
福岡県古賀市 青柳宿跡

11月11日。
赤間関に帰り伊藤家に宿す。
下関市唐戸周辺 赤間関宿跡
下関市阿弥陀寺町 本陣伊藤邸跡

11月13日。
に入る。


長崎紀行の行程④-2。

以上、長崎紀行の行程でした。

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