福川は古くは漁村であったようですが、
街道整備に伴って宿場に指定されたという。
元々は長州藩領でしたが、
徳山藩の成立後に徳山藩領となっており、
本陣、脇本陣は福田家が務めています。
「御国廻御行程記 … 続きを読む
「[山口県(下関市除く)]」カテゴリーアーカイブ
山口県萩市 浜崎宰判勘場跡/御船倉
長州藩は直轄地を宰判という行政区に分け、
代官を置いて行政にあたらせていました。
宰判には勘場と呼ばれた役所が設けられ、
租税徴収、治安維持、裁判等が、
行われています。
浜崎宰判は御船倉に設置されていますが、
その管轄は近隣の七浦、七島だったという。… 続きを読む
山口県萩市 明神池
明神池は笠山の砂州にある汽水池。
海に繋がっていない池なのですが、
真鯛、ヒラメ、スズキ、ボラ、エイなど、
海の魚が泳いでいるという不思議な池。
特にエイが池を泳ぐ姿は必見です。
「… 続きを読む
山口県萩市 三見宿跡
三見宿は赤間関街道の宿場。
萩より出て最初の宿場にあたり、
47軒の家屋が軒を連ねていました。
萩市三見周辺。緑の線が街道筋。
青でぼかした辺りが三見宿跡。
「三見宿跡」。
山々に囲まれた田舎故に風情が残る街並み。
古い家屋も状態良く残っており、
手付かずで宿場町が保存されています。
馬の顔のオブジェ。
なんだか晒し首にも見える・・。
三見宿は萩より最初の宿場であった為か、
領内巡行の際に藩主が宿泊する事はなく、… 続きを読む
山口県長門市 豊原市跡
豊原市は三隅川下流域に位置し、
赤間関街道沿いにありましたが、
宿駅機能はなく物資の集散地として賑わい、
川船の港として商家が建ち並んでいました。
「御国廻御行程記 三隅(一部)」。
長門市三隅下周辺。緑の線が街道筋。
青でぼかした辺りが豊原市のあった場所。
「豊原市跡」。
僅か250m程度?の短い道ですが、
ある程度は古い家屋も残っており、
商家を改造したカフェもあります。… 続きを読む
山口県長門市 日置新市跡
日置新市は古市に代わる市宿として、
椎の木峠から河原までを直線で結ぶ為に、
新たに設置されたものでした。
日置中新市周辺。緑の線が街道筋。
青でぼかした辺りが新市です。
新市西側の街並み。
旧家がある程度残っています。
市の中央付近にあるガマの生い茂る沼。
ガマは生薬… 続きを読む
山口県長門市 日置古市跡
古市は文字通り古い市という意味で、
江戸時代初期に市が開かれていたもので、
別の場所に移された為に新しい方を新市、
今までの場所が古市と呼ばれてました。
本来ならばそのまま新市が栄えて、
古市は廃れていくものですが、
この日置古市は黄波戸浦、津黄浦に通じ、
古くから交通の要であった為か廃れず、
後に新市から古市に本宿が戻されています。
※本宿=正規ルートの宿場の意。… 続きを読む