熊本県」カテゴリーアーカイブ

熊本県宇土市 轟水源

轟泉水道は日本に現存する最古の上水道。
近隣住民約120戸の生活用水として、
現在も使用されているという。
宇土周辺は広大な平野が続き、
湧水の出る土地ではなかったようで、
井戸を掘っても塩分が混じる為、
水に恵まれない場所でした。
そこで宇土藩初代藩主細川行考は、
正保3年(1646)にここから出る湧水を、
延長4.8kmに及ぶ土管を敷いて、
宇土城下まで流す大工事を行い、
宇土に清水を齎しています。


「… 続きを読む

熊本県宇土市 宇土藩細川家墓所②

/②
つづき。
※墓所では初代細川立孝となっていますが、
 行考は藩主就任前に死去しており、
 実際にはその子細川行孝が初代藩主。
 記事では行考を初代としていますので、

 墓所表記より1代少なくなっています。


幽巖寺殿心海月翁大居士」。
5代藩主細川興文の墓。
3代細川興生続きを読む

熊本県宇土市 宇土藩細川家墓所①

①/

宇土藩細川家の墓所は泰雲寺にあり、
藩祖から11代まで6、8代を除き、
歴代藩主の墓が建立されましたが、
泰雲寺は廃仏毀釈により廃寺となり、
墓所のみが残されました。

小倉藩初代藩主細川忠興は隠居後、
遅くに生まれた四男細川立考続きを読む

熊本県球磨郡 新宮寺/神瀬鹿三墓所

新宮寺黄檗宗の日本最南端の寺院。
新宮寺六観音で知られるお寺で、
紅葉の名所でもあります。


本堂」。
訪問時は季節か良かったのか、
紅葉が色づいて綺麗でした。

境内の墓地を探しましたが、
神瀬鹿三の墓は見当たらず。
それもそのはず神瀬家の墓所は、
寺から離れた国道沿い。

神瀬鹿三之墓続きを読む

熊本県葦北郡 佐敷宿跡

佐敷宿薩摩街道の宿場町で、
加藤清正の改修した佐敷城の城下町が、
花岡城とも呼ばれています。
佐敷城の廃城後に宿場町として発展。
薩摩藩との国境も近い事から、
熊本藩番頭(番代)が派遣され、
25人程度の藩士が防備の為に在勤し、
警備にあたっていたようです。… 続きを読む