記事 桂小五郎⑥

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つづき。

3日
朝五ツ過ぎに①を発す。
三重県津市 津宿跡①
島川久米月本〇田の里を過ぎ、
(夕飯は鞆本)
松坂宿に至る。
三重県松阪市 松坂宿跡
初めて松坂の町に入った際は、
孔雀カモシカブタ
唐蝙蝠イス山科魚が居て、
魚や鳥を見た。
※孔雀・・は市場でしょうか?

4日
朝に松坂を発す。
昼に③山田に至り下宮に参拝し、
神楽岩戸を拝す。
妙見町十文字宿に宿箔。
※妙見町は現在の尾上町。


11/3~11/4の行程

5日
朝から雨が降っていたので逗留。

6日
この日は昼に宿に帰る。
我らは内宮に参拝していた。
井上藤井の両兄が油楼に登ったが、
僕は疲れたので遊ぶのは止めた。
※油楼は油屋の事。

7日
朝から終日宿に居たが、
長田氏が僕を心配し連れ出し、
晩に宿に帰った。

8日風晴
昼前に①妙見町を発し晩に②鳥羽に至る。
夜なので宿が無い。
市中を徘徊して少吏の家に至った。
ここでは稽古は出来なかった。

9日風晴
早朝に鳥羽を発し③二見浦を廻る。
この道中は絶景である。
午後に④妙見町に至る。


11/8~11/9の行程

10日晴
この日は何もない。

11日晴
前日に続いて何もない。

12日晴
この朝油屋を出て妙見町に帰る。
遊女と数度手紙を交わした。
午後に①山田を発し②田丸に至る。
三重県度会郡 田丸宿跡
当地は紀州の分領。
稽古は出来なかった。

13日晴叉雨叉晴
田丸を六時に発し相本に至って夕飯。
晩に津に帰ってきた。
岡部半蔵高須平兵衛東奥泉藩
衣笠何某と逢って大談する。


11/12~11/13の行程

14日晴亦風
午時に①津を発して②白子宿に至る。
三重県鈴鹿市 白子宿跡

15日晴叉曇叉晴
白子を朝に発したが、
金邊財満氏が先に③四日市に到着。
三重県四日市市 四日市宿跡
我々は金邊に追いつき久保と出会った。
僕と財満は四日市で待ち、
やがて皆が揃って④留田に到着し、
※留田は富田と思われます。
三重県四日市市 富田宿跡
桑名宿で夕食をとった。
三重県桑名市 桑名宿跡


11/14~11/15の行程

16日(以下閣筆)
剣正難得術、學非能讀書、茫然三千界、
吾儂無弟尚無兄、獨是天涯一鈍生、
春霄却似秋夜懶、懶然憶起爺嬢情、

※剣術は得難く、学は書を読む事に非ず、
 茫然として三千界、吾に弟なく兄もなし、
 独り天涯に生きる凡人、
 春宵は秋夜に似て怠り、
 怠然と祖父母の情を憶う、


以上が桂小五郎の「記事」でした。
高杉晋作の日記と同じく途中で終了・・。
但し書く気な無くなった風でもないので、
どうしたのでしょうか?
今回初めて桂の日記を読みましたが、
やはり雰囲気は違いますね。
また別の日記も読んでみたいと思いますので、
その際はお付き合い下さいませ。

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