【幕末維新の話】」カテゴリーアーカイブ

人力車の話

今も京都などの観光地にある人力車
車輪が付いた乗物を人が引いて走るという、
なんとも原始的なものなんですが、
文明開化な雰囲気の不思議な乗り物です。

これはドラマの影響なんでしょうが、
江戸から東京に変わって登場し、
文明開化の象徴となっています。
ですがこれは外国製なわけではなく、
日本で発明続きを読む

奇兵隊の吉田転陣

下関市吉田には高杉晋作墓所の東行庵があり、
また奇兵隊陣屋跡もあります。
奇兵隊は結成以来各地に転陣していますが、
内訌戦で奇兵隊ら諸隊が勝利した後、
吉田に本陣を移すことになりました。
これには影響力を強める奇兵隊の発言力を、
中央から遠ざける為であったとされます。… 続きを読む

榊屋仁作②

/②

文久3年5月16日。
白石正一郎の許に榊屋仁作から使いが来ます。
今日藍島から目の下二尺の鯛が届きました。
 粗酒一献差し上げたいと思いますので、
 ご兄弟揃ってお越し下さい
」との事。
あまり気は乗らないが、
せっかくのお誘いを断っては、
後日の祟りもあろうかと、
白石廉作と2人で馳走に行きます。

攘夷熱の沸騰している下関で、
気の荒い連中が大勢押し寄せてる矢先、… 続きを読む

カエルを食べたかった晋作

高杉晋作の好物といえば「」。
妻のや愛人のうのが、
鯛のあら煮長州鮨鯛の刺身塩煮など、
鯛に関するものを挙げていますので、
相当鯛が好きだったと想像できます。

日記や手紙など多く残されている晋作ですが、… 続きを読む