久しぶりの東行庵。
梅の花も開いて香っていました。
毎度晋作の墓にはお参りしていますが、
今回はそれ以外の墓について触れてみます。
「司馬遼太郎文学碑」。
何を思ってかゆきちゃんが腰掛けたので、
司馬遼太郎文学碑と共に一枚。
紀行文[街道を行く]の一節とのこと。… 続きを読む
「司馬遼太郎」タグアーカイブ
峠 最後のサムライ
レンタルのBlu-rayではありますが、
映画[峠 最後のサムライ]を視聴。
令和2年に公開される予定でしたが、
コロナ禍の影響で3度延期され、
最終的に令和4年に公開された作品。
同じく延期された燃えよ剣と同様に、
待たされた分期待していました。
黒沢明の助手を務めた大御所監督小泉堯史、
役所広司… 続きを読む
「燃えよ剣」司馬遼太郎
今更ながら「燃えよ剣」を初めて読んだ。
長期出張なので何か本を読もうと思い、
ブックオフ100円コーナーで購入。
司馬の新選組関連は、
「新選組血風録」しか読んでいません。
あれは短編なので気軽に読めますので。
さて「燃えよ剣」は土方歳三を描いた小説。
流石に司馬の小説は面白い。
物語に引きこまれそうになるのは、
他の作品同様です。
読んだ後でその登場人物が… 続きを読む
「斬殺(「故郷忘れじがたく候」)収録」司馬遼太郎
司馬の短編集は、幕末、戦国、その他入り混じったものが多い。
この「故郷忘れじがたく候」もそのひとつ。
タイトルの「故郷忘れじがたく候」は、豊臣秀吉の朝鮮出兵のときに、
捕虜となって日本にやってきた李氏朝鮮の陶工たちの運命を描いた作品。
その他、「斬殺」、「胡桃に酒」が収録されています。
「胡桃に酒」は細川ガラシャのお話です。
「斬殺」だけが幕末モノで、世良修蔵の話。
世良は59万500石の… 続きを読む
「新選組血風録」司馬遼太郎
「司馬遼太郎は短編が面白い。」
・・・と、僕は思います。
実は司馬の長編をあまり読んだことないのです。
「竜馬がゆく」はもちろんの事、
「飛ぶが如く」も読んでいません。
4巻以上ある小説って、読もうとするのに勇気がいります。
読んだ中では、全4巻の「世に棲む日日」と、
全3巻の「花神」が一番長い部類です。
「世に棲む日日」を読んで、
途中から司馬の創作意欲が無くなったのを感じました。
それ以来、司馬の長編を読むのが怖いなと思うのです。
でも、彼の… 続きを読む
「殉死」司馬遼太郎
「殉死」を読みました。
乃木希典は長府藩士で幕長戦にも従軍し、
一応は幕末の人物でもあります。
もちろん明治期がメインの人物で、
この「殉死」も殆どが明治期の話です。
乃木愚将論の基盤のなった本作に興味があり、
なにより本がとても薄い(笑)ので、
出張の移動時に思い切って読んでみました。
司馬遼太郎という人は、… 続きを読む
「世に棲む日日(四)」司馬遼太郎
久々に読みました。
急遽日帰りで東京に飛行機で行く事があり、
その道中に読む本を用意してなかったので、
本棚から「世に棲む日日」の4巻を持っていく。
「世に棲む日日」の最終巻です。
長州藩の実権は俗論党が握り、
晋作は挙兵を企てますが奇兵隊は賛同しない。
結局はわずかな兵で功山寺で挙兵し、
その成功を知って諸隊も参戦します。
地元の農民まで合流して革命は成功し、
晋作は軍部の最高責任者を打診されたが、
それを蹴って妾と逐電。… 続きを読む