藩庁」タグアーカイブ

長崎県島原市 島原城②

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天草四郎率いるキリシタン一揆勢は、
幕府軍に皆殺しにされて島原の乱は終結。
乱の責任で島原藩松倉家は改易となり、
藩主松倉勝家斬首されることとなります。
江戸時代を通じて大名の斬首はこれだけで、
それ程の重大事件だったのでしょう。… 続きを読む

長崎県島原市 島原城①

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島原藩の藩庁島原城は不思議な城です。
5万石前後の小藩でありながら、
五層五階の巨大な天守を持っていましたし、
その割に2つの郭が並んでいるだけ。
本丸は堀で遮られているものの、
その側面はがら空きで、
廊下橋二ノ丸と繋がっているだけの為、
橋を落とされると逃げ場が無くなり、
簡単に兵糧攻めが出来そうです。… 続きを読む

大分県竹田市 岡城跡②

前回からの続き。
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三之丸跡」。
ここからが篭城用の空間となっており、
本来の山城といったところ。
広大な西之丸に比べるとかなり狭い。


蕃山先生頌徳碑」。
江戸時代初期の学者熊沢蕃山の碑。
蕃山は浪人の子として生まれましたが、
陽明学を学んで岡山藩に召抱えられ、… 続きを読む

大分県竹田市 岡城跡①

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岡城岡藩中川家の居城。
山城ながら100万㎡の大規模な城で、
諸藩が藩庁を建設する中、
江戸時代を通じて藩庁の機能を保ちました。
山城には敵の侵攻を妨害できると共に、
有利に攻撃も出来る利点があります。
しかし… 続きを読む

宮崎県児湯郡 高鍋城跡

宮城県に日帰りで出張。
片道4時間半の鬼スケジュールですが、
急遽起こった不具合の調査なので仕方無い。
夜暗いうちから下関を出発し、
昼前に到着するといった感じになり、
機械の不具合を調査してトンボ帰りです。
調査が思ってたより早く終わったので、
近くの高鍋城跡に寄ってから帰りました。

高鍋城は高鍋藩の藩庁ですが、
平安時代より築かれていたという古城で、
始めは財部城続きを読む

山口県山口市 山口政事堂跡

長州藩の藩庁は指月城でしたが、
幕末期に攘夷決行に備え海に面する萩から、
領地の中心の山口に藩庁が移されました。
萩を藩庁としたのは幕府の指示であり、
勿論勝手に藩庁を移すことも、
城を新たに造る事も許されませんので、
幕府にはちゃんと申告しています。
幕府への長州藩の申告によると、
萩は下関や… 続きを読む

下関市清末 清末陣屋跡

清末に用があったので清末陣屋跡に再訪。
市内とはいえ行動範囲とは外れていますし、
これといった遺構があるわけでもない。
なかなか訪問する機会も無いのですが、
気が向いたのでちょっと行ってみました。

清末藩は唯一の孫藩という立場にある藩。
長州藩の支藩長府藩のさらに支藩で、
長州藩を親とすれば孫のような立場でした。

全国の他の支藩が分家を作り、
1万石以上を与えた例はありましたが、
幕府に認められたのは清末藩だけ。
※幕府続きを読む