長州藩の本拠地である萩と軍港三田尻を、
ほぼ一直線に結ぶ萩往還。
その起点が唐樋札場でした。
唐樋町は萩城下町の中心に位置し、
御触書を掲げる札場が設置されています。
「唐樋札場跡… 続きを読む
「街道起点・終点」タグアーカイブ
山口県防府市 三田尻湊
三田尻は天然の良港であった為、
周防、長門の二国に減封された毛利家は、
毛利水軍を再編して御船手組とし、
下松を経て三田尻に移住させました。
これによって三田尻は長州藩の軍港となり、
御船倉や御船手組の住居などが整備され、
萩から三田尻を結ぶ… 続きを読む
福岡県北九州市 大里宿跡
大里宿は細川家小倉藩初代藩主細川忠興が、
本州の渡航に最適であると設置した宿場。
当時は本州への渡航は小倉で行われた為、
城下に大名行列が集中していましたが、
これを嫌う藩により大里宿が開かれてると、
大名達は大里宿で渡航するようになり、
江戸時代中期以降は約8割の大名が、
大里宿から渡航するようになります。
「長崎街道 … 続きを読む
福岡県北九州市 常盤橋と小倉宿跡
常盤橋は小倉藩が細川家であった時代に、
城下の紫川東側と西側を結ぶ橋として、
架設されたものとされています。
長崎街道の他に、中津街道、秋月街道、
唐津街道等、九州各地の諸街道は、
この常盤橋に繋がっており、
各街道の起点となっています。… 続きを読む
和歌山県和歌山市 京橋
京橋は和歌山城の外堀市堀川に架かる橋で、
かつての城内と城外の境界でした。
京橋南の三ノ丸には重臣屋敷が並びますが、
北側は町家が広がっており、
これを分ける京橋御門が建てられています。
「京橋御門の外 納屋河岸あたりの図」。… 続きを読む
愛知県豊川市 御油宿跡
御油宿は東海道五十三次の35番目の宿場。
次の宿場である赤坂宿までは、
僅か2km程度の距離でした。
江戸時代には尻尾の短い猫の事を、
赤坂-御油間の距離の短さに例えて、
御油猫と呼んでいたという。
豊川市御油町周辺。緑の線が東海道で、
青くぼかした辺りが御油宿跡。
緑のぼかしは… 続きを読む
山口県山口市 小郡宿跡
小郡宿は古くからの山陽道の宿場町で、
山陰道との追分でもあった為、
交通の要所として長州藩から重視され、
宰判勘場も置かれていました。
「御国廻御行程記 小郡」。
左右に続く道が西国街道で、
上へ至る道が山陰道(山口往還)です。
新山口駅北側周辺。緑の線が西国街道。… 続きを読む