隠れキリシタン」タグアーカイブ

長崎県平戸市 生月千人塚

生月島は平戸北西にある大きな島で、
遣唐使の船が海を越えて帰って来る際に、
この島が見えた事で帰って来たと安堵し、
一息つけた為に[いきつき]となったという。

戦国時代の生月島南部の領主籠手田安経は、
洗礼を受けてキリシタンとなっており、
後にイエズス会宣教師が生月島で布教。
当時2500人だったという島民のうち、
800人程度が信者になっています。… 続きを読む

長崎県長崎市 聖徳寺

聖徳寺は銭座町にある浄土宗寺院。
現在は埋め立てられていますが、
海に突き出した丘陵の先端に建てられ、
長崎湾を見渡せた絶景の地でした。


聖徳寺」。
寛永3年(1626)に玄蹟上人が開山し、
聖徳太子作とされる阿弥陀如来像を、
その本尊とした事が寺名の由来。


「… 続きを読む

島根県鹿足郡 乙女峠

浦上四番崩れにおいて捕縛された信徒らは、
福山と共に津和野にも移送され、
明治元年に指導者ら28名が、
その翌年には家族ら125名が、
津和野にやって来ました。

津和野藩は信徒らを乙女峠光琳寺に幽閉。
改宗への説得が行われましたが、… 続きを読む

長崎県南松浦郡 大曽教会

青方湾は狭長な湾奥が良港で、
古くから栄えた中通島の中心地で、
江戸時代には代官所も置かれ、
非常に栄えた場所でした。
その青方湾の北端の大曽地区には、
外海から移住したキリシタンの子孫が、
代々暮らしていたという。


大曽教会」。… 続きを読む

長崎県南松浦郡 青砂ヶ浦天主堂

久しぶりに上五島へ行ったので、
少しだけ古い教会を巡ってみました。
これらは明治後期のものですが、
潜伏キリシタンは幕末に発見されており、
それに連なるという意味では、
無関係でも無いとも考えられます。

そして今回は青砂ヶ浦天主堂
長崎県を中心に多く教会建築を手がけ、… 続きを読む

長崎県南松浦郡 ブレ―ル神父墓所

鯛之浦教会の初代主任司祭ブレ―ル神父は、
外海出津教会を訪ねた後の帰路、
遭難して助けられた船の船員に、
金品を強奪されて殺害されています。
彼らの墓所が鯛ノ浦にあるという事で、
再度鯛ノ浦に行ってみました。

教会には訪問した事がありましたが、
その際は墓所の事は知らず、
旧教会堂ルルド等を記事にしています。… 続きを読む

長崎県南松浦郡 頭ヶ島天主堂

五島列島中通島に付属する頭ヶ島
江戸期は一応無人島だったようで、
伝染病を患ってしまった人が、
その療養地として住み着く以外、
人が寄り付く事はなかったという。

現在は上五島空港が整備されており、
上五島の玄関口となっていますが、
そもそも頭ヶ島は水と平地に乏しく、
縄文期に人の住んだ形跡はあるものの、
それ以降は集落が形成される事もなく、
放置された島であったようです。… 続きを読む