発心寺は小浜市伏原にある曹洞宗寺院。
大永元年(1521)に若狭国守護武田元光が、
後瀬山城山麓に開山しています。
元光は享禄3年(1530)に隠居しますが、
実権は握り続けていました。
天文20年(1551)に元光は死去しており、
この発心寺に葬られています。
「発心寺」。
発心寺は武田家没落と共に衰退しますが、
小浜藩京極家が復興して庇護し、
京極家転封後も… 続きを読む
「【史跡訪問】」カテゴリーアーカイブ
福井県小浜市 三丁町(小浜西組)
小浜は古来より若狭の中心地で、
京都に最も近い日本海の湊町。
若狭守護武田元光が後瀬山城を築き、
城下町を整備したとされています。
江戸時代には京極家が小浜城を築城し、
城を中心とした町造りが開始され、
東組、中組… 続きを読む
福井県小浜市 高成寺/酒井伊織家墓所
高成寺は小浜市青井にある臨済宗寺院。
暦応2年(1339)に足利尊氏が命じ、
諸国に建立された若狭国安国寺が、
康永3年(1344)に火災で焼失し、
若狭守護大高重成が再建。
その際に高成寺に改称されました。
「山門」。
建立年期は不明ながら立派な八脚楼門… 続きを読む
福井県小浜市 雲城水
海の近くながら全く塩分がなく、
綺麗な清水が湧き出す雲城水。
地下30mから淡水が自噴し、
4.3t/日の水が湧き出しています。
「雲城水」。
雲浜城(小浜城)に因み雲城水と呼ばれ、
地元の篤志家が二代に亘り整備し、
現在も地元で愛されている湧水。
絶え間なく湧き出る雲城水。
周辺の一番町は湧き水が豊富で、
昔は家々に自噴井があったとされ、
地元では水保全の意識が高いという。
これが地元産業に連携して、
おいしい小浜の特産品となるようです。… 続きを読む
福井県小浜市 鵜の瀬
鵜の瀬は遠敷川中流の瀬で、
毎年3月2日に奈良東大寺二月堂へ、
[お水送り]の送水神事が行われる場所。
神事は3000人程の松明行列が、
ほら貝の音と共に鵜の瀬へ向かい、
鵜の瀬の河原で護摩が焚かれた後、
白装束の住職が祝詞を読み上げ、
竹筒から… 続きを読む
福井県小浜市 若狭彦神社
若狭彦神社は若狭国一宮。
下社の若狭姫神社と一対の神社で、
若狭彦神社は上社となっています。
祭神は彦火火出見尊(山幸彦)で、
若狭姫神社の祭神は豊玉姫命であり、
双方は夫婦の神でした。
「一ノ鳥居… 続きを読む
福井県小浜市 若狭姫神社
若狭姫神社は若狭一宮若狭彦神社の下社。
上社である若狭彦神社と一対であり、
総称として両社を若狭彦神社と呼び、
両社併せて若狭一宮とすることもあれば、
若狭彦神社が若狭一宮で、
若狭姫神社が若狭二宮ともされています。
祭事の殆どは若狭姫神社で行われ、
神職は若狭姫神社に常駐しているとのこと。
「ニノ鳥居… 続きを読む