黄波戸は古くからの漁村で、
江戸初期は日置村に属していたようで、
主に鯖や鰯の漁を生業としていたという。
「黄波戸漁港」。
第二種に分類される中規模の漁港。
釣漁、定置網漁が主なようで、
登録漁船は66隻ですが、
その殆どが小型の漁船のようです。… 続きを読む
「[山口県(下関市除く)]」カテゴリーアーカイブ
山口県長門市 三隅宿跡
三隅は三隅上、三隅中、三隅下と、
3つの集落に分かれていましたが、
このうちの三隅中が市宿となっており、
往時は賑わいを魅せていたという。
「御国廻御行程記 三隅(一部)」。
三隅八幡宮の門前町でもあったようで、
三隅川の水運も利用出来た為、
物資も集まっていたようです。… 続きを読む
山口県長門市 河原市跡
河原は赤間関街道北浦道筋にある集落で、
先大津宰判の勘場に程近く、
街道沿いに市が開かれていました。
「御国廻御行程記 河原(一部)」。
街道沿い(地図の下の道)中央左寄りが河原。
周辺は当時から耕地が開けており、
集落が散在していたようです。
河原札場周辺。緑の線が街道筋で、
青い線は勘場や八幡宮、常正寺への脇道。… 続きを読む
山口県岩国市 杉民治顕彰碑
岩国市本郷に杉民治の顕彰碑があります。
「杉民治顕彰碑」。
明治維新150年を記念して建てられた碑。
民治は吉田松陰の実兄として知られ、
長州藩の民政官として活躍しており、
明治11年まで地元民政に関わりました。
明治3年から9年の間には、
山代区長(代官)を務めていたようで、
水利に恵まれなかったこの地に、
戸長の三分一健作… 続きを読む
山口県岩国市 山代宰判勘場跡
長州藩は直轄地を宰判という行政区に分け、
代官を置いて行政にあたらせていました。
宰判には勘場と呼ばれた役所が設けられ、
租税徴収、治安維持、裁判等が、
行われています。
山代宰判の勘場は慶長17年(1612)に、
本郷に山代宰判勘場が建てられますが、
延享4年(1747)に行政区が2つに分割。
広瀬に… 続きを読む