【review】」カテゴリーアーカイブ

第1回 晋作文化祭「狼煙は上海に揚る」

第1回 晋作文化祭と銘打った上映会が、
海峡メッセ下関で開催されたので、
興味があって行ってみました。

幻の映画[狼煙は上海に揚る]は、
昭和19年の日中合作映画で、
戦意高揚のプロパガンダ映画。
とはいえ稲垣浩監督、主演坂東妻三郎
共演月形龍之介梅熹続きを読む

「霞の天地」東雲さくらxまきお

二本松での史跡訪問からの帰り、
JR二本松駅で電車を待つ間、
駅の観光案内所にこの本があったので、
暇つぶしにと買ってみました。


「二本松少年隊物語 霞の天地

何気なく買った漫画でしたが、
色々な幕末関連の漫画を読んた中で、
これが僕の中のベストとなりました。
二本松戦争のエピソードを良く理解し、
非常に丁寧に描かれており、
二本松少年隊を理解する上では、
この漫画だけで十分事足りると思う。
もちろん漫画としても優れており、
ストーリー構成も抜群で読み終えた後には、… 続きを読む

「赤い鳩 アピル」小池和夫×池上遼一

地方のビジネスホテルに泊まると、
漫画を置いている場合があります。
従業員のチョイスなんでしょうけど、
たまに本棚に並ぶ漫画を除いてみると、
幕末モノだったりすると全巻読んじゃって、
寝不足になっちゃうパターンも・・・。
※安全には充分に気を付けています。


で、今回読んだのが「赤い鳩 アピル」。
前に新撰組漫画を調べた際、
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2018年の大河は西郷隆盛!

2018年の大河ドラマは、
[西郷どん]に決まったようです。

[花燃ゆ]以来2年ぶりの幕末モノですが、
史上最悪の大河であった[花燃ゆ]の反省が、
果たして生かされているのか?
これが気になるところですね。

花燃ゆの問題点として、
原作無し脚本がダメと言い続けましたが、
今回は原作があるそうな・・・。… 続きを読む

(映画)狼よ落日を斬れ

幕末モノの映画は昔沢山作られましたが、
最近ではあまりやらないですね。

久々にゲオでDVDを借りました。
みよちゃんは[ちいさなプリンセス ソフィア]、
僕は[狼よ落日を斬れ]です。
池波正太郎の小説[その男]が原作。
架空の剣客杉虎之助の生涯を描いたもの。
杉虎之助が実在する幕末の人物達に出会い、
その人物達に影響を受けながら、
明治の世を生きていくといった内容。… 続きを読む

「二本の銀杏」海音寺潮五郎

薩摩藩領の大口地方の農民救済の為、
堀之内良眼房という山伏(修験者)が、
川内川治水工事開墾を行いました。
良眼房は川内川を入念に調査し、
これを基に計画書を藩に提出。
不可能とされた工事の許可を得て、
苦労の末に川ざらえを成功させています。

[二本の銀杏続きを読む

「長州藩部落民伝説」西田秀秋

穢多という身分は本当はどうだったのか?
僕は実際によくわかっていません。
穢多は職業的にいえば、
牛馬の皮を剥いでなめす職で、
牛馬の皮は武具馬具の主材料でした。

穢多が毛嫌いされたのは、
死骸という[穢れ]ものを扱うから。
自然現象は神仏が起こすと考えた昔の人は、
そういう[穢れ]が神仏を怒らせると忌み嫌う。

しかしながら牛馬の皮は武具となり、
権力者にとっては必要不可欠なモノ。
穢多が居なくなっては困るので、… 続きを読む