天領」タグアーカイブ

岡山県笠岡市 笠岡代官所陣屋跡

備中国笠岡毛利家の支配地域でしたが、
関ケ原の戦い後に減封となり、
笠岡は天領となりました。
一時期福山藩水野家の所領となりますが、
水野家の無嗣改易によって再び天領となり、
倉敷代官所の管轄となります。
後に倉敷代官所の管轄が広範囲に至った為、
出張所として笠岡村に代官所が設けられ、… 続きを読む

宮崎県日向市 富高代官所陣屋跡

九州の幕府天領の多くは、
西国筋郡代によって支配されていましたが、
その広大な支配地域を管轄する為には、
出張代官所を設ける必要がありました。

豊前国に四日市代官所陣屋
天草に天草代官所富岡陣屋
そして日向国には富高代官所が置かれます。


日向市役所」。… 続きを読む

島根県鹿足郡 旧堀氏庭園

石見国浜田藩津和野藩領でしたが、
鉱山などの重要な一部の地域は、
天領として幕府が持っていました。
石見銀山(記事はこちら)がその代表ですが、
鹿足郡のあった笹ヶ谷銅山も天領として、… 続きを読む

三重県四日市市 四日市代官所陣屋跡

四日市代官所は天領三重郡25村を支配し、
その司法、行政を司った代官所。


東海道分間延絵図巻九」より。
四日市宿東海道の43番目の宿場で、
絵図のように陣屋が置かれています。


四日市宿陣屋」説明板。
四日市代官所陣屋跡は、
四日市市立中部小学校の敷地。
正門脇に説明板が設置されています。


四日市市立中部西小学校続きを読む

東京都品川区 品川宿跡

品川宿東海道の第一宿で、
江戸を出発して品川宿に宿泊するなんて、
そんな旅人は殆ど居ないでしょうから、
入ってくる方がメインだったと思われます。
ですが品川宿が賑わっていたのは、
江戸入り前の最後の宿泊地としてではなく、
単純に[岡場所]のひとつとして、
江戸の人々に利用されていたからでした。
宿場には飯盛女を置く事が許されていた為、
これを目当てにやって来る江戸っ子が多く、
本来の宿場は旅人の為にあるはずですが、
江戸の男達の遊び場となっていた様です。… 続きを読む

大阪府大阪市 大坂西町奉行所跡

大坂町奉行所は月番制で2ヶ所設置され、
東町及び西町奉行所が機能していました。

江戸町奉行所と内容は同じなのですが、
江戸のように始めから離れた場所ではなく、
西町奉行所は東町奉行所の隣にあって、
2つ並んで西と東となっていました。
※東町奉行所の記事はこちら

しかし享保9年に起こった享保の大火では、
東西2つの奉行所が両方とも焼失。
この教訓より奉行所を同じ場所に置かずに、… 続きを読む

大阪府大阪市 大坂東町奉行所跡

江戸と同様に大坂にも町奉行所が設置され、
月交代の月番制で運営されていたようです。
江戸は[][]と分かれていましたが、
大坂は[]と[西]で分けられ、
東町奉行所東の御番所、… 続きを読む