幕末維新関連の書籍」カテゴリーアーカイブ

「二本松少年隊物語 霞の天地」東雲さくら×まきお

二本松からの帰り、
二本松駅で電車を待つ間、
駅の観光案内所にこの本があったので、
暇つぶしにと買ってみました。


「二本松少年隊物語 霞の天地

何気なく買った漫画でしたが、
色々な幕末関連の漫画を読んた中で、
これが僕の中のベストとなりました。
二本松戦争のエピソードを良く理解し、
非常に丁寧に描かれており、
二本松少年隊を理解する上では、
この漫画だけで十分事足りると思う。
もちろん漫画としても優れており、
ストーリー構成も抜群で読み終えた後には、… 続きを読む

「赤い鳩 アピル」小池和夫×池上遼一

地方のビジネスホテルに泊まると、
漫画を置いている場合があります。
従業員のチョイスなんでしょうけど、
たまに本棚に並ぶ漫画を除いてみると、
幕末モノだったりすると全巻読んじゃって、
寝不足になっちゃうパターンも・・・。
※安全には充分に気を付けています。


で、今回読んだのが「赤い鳩 アピル」。
前に新撰組漫画を調べた際、
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「二本の銀杏」海音寺潮五郎

薩摩藩領の大口地方の農民救済の為、
堀之内良眼房という山伏が、
治水工事や開墾を行いました。
川内川を入念に調査して作った計画書を、
藩に提出して工事の許可を得て、
不可能とされた川ざらえを成功させています。

二本の銀杏」の主人公上山源昌房は、
その堀之内良眼房がモデル。
なかなかの切れ者ながら女には見境が無い。
沢山の郷中女子に手を付けるし、
挙句に百姓娘だけでなく、
世話になった… 続きを読む

「長州藩部落民伝説」西田秀秋

穢多という身分は本当はどうだったのか?
僕は実際によくわかっていません。
穢多は職業的にいえば、
牛馬の皮を剥いでなめす職で、
牛馬の皮は防具や馬具の主材料でした。

穢多が毛嫌いされたのは、
死骸という「穢れ」たものを扱うから。
自然現象が神仏が起こすと考えていた昔の人は、
そういう「穢れ」が神仏を怒らせると忌み嫌う。

しかしながら牛馬の皮は武具となり、
権力者にとっては必要不可欠なモノ。
穢多が居なくなっては困るので、
代々家業とすることを定め隔離した。

この①②の事柄により、
差別的な身分が成り立ったのではないかと、
僕は勝手に推測しています。


さて「… 続きを読む

「人斬り半次郎」池波正太郎

薩摩藩についてはまだまだ勉強不足。
長州藩側から見た薩摩藩という視点で、
それほど薩摩藩を理解していない。

そんな薄学な僕ではありますが、
薩摩藩士中村半次郎と人物は、
名前を見る機会の多い人物です。

今回の出張で読んだのは「人斬り半次郎」。
全2巻で「幕末編」と、
賊将編」に分かれています。
ブックオフで買いました。… 続きを読む