奇兵隊顕彰墓地にある白石廉作の墓碑。
白石廉作は白石正一郎の弟(六男)で、
恒遠醒窓の漢学私塾蔵春園に学び、
文を能くし筆札に巧みであったという。
兄を手伝って薩摩藩等との貿易に奔走し、
その過程で尊攘志士らと親交したようで、
奇兵隊が設立されると兄と共に入隊します。
平野国臣とは何度も会っており、… 続きを読む
「生野の変」タグアーカイブ
兵庫県朝来市 延応寺
延応寺は生野にある真言宗の寺院です。
弘法大師が各地を巡錫する途中、
生野高原にある達磨ヶ峰に堂を建て、
自ら彫った千手観音を安置。
後の延応元年(1239)にその堂が炎上し、
その中から千手観音が舞い上がり、
ケヤキの巨木の梢にとまって、
毎夜光を発したという。
これを諸国行脚中の長遍上人が見て、… 続きを読む
兵庫県朝来市 生野奉行所跡
生野代官所は天領生野にあった代官所で、
但馬国、播磨国、美作国の天領支配の他、
生野銀山の管理を行っていました。
生野銀山は大同2年(807)の開坑とされ、
天文11年(1542)に守護大名山名祐豊により、
本格的な採掘が始められたという。
後に織田信長、… 続きを読む
兵庫県朝来市 山田顕義終焉之地
山田顕義は松下村塾最年少の門下生。
※幕末期の名は山田市之丞。
高杉晋作、久坂玄瑞ら先輩らと共に、
尊皇攘夷運動に邁進しており、
後に大村益次郎から兵学を学び、
幕長戦争、戊辰戦争、… 続きを読む
兵庫県朝来市 山口護国神社
文久3年10月。
平野国臣や河上弥市らは天誅組の変に呼応し、
澤宣嘉を擁して生野で挙兵しました。
同月12日未明に彼らは生野代官所を占拠。
彼らは農民に呼び掛けて兵を募ると、
たちまち2千人が集結します。
しかし幕府側の対応は素早く、
出石藩… 続きを読む