高杉晋作」タグアーカイブ

山口県山口市 福田侠平遺髪墓

奇兵隊の軍監であった福田侠平は、
高杉晋作が最も信頼していた人物とされ、
自身も晋作に心酔していたようで、
晋作の隣に葬って欲しいと遺言しています。
奇兵隊の中でも比較的年長者であった為か、
周囲に比べて冷静な人物だったようで、
血気盛んな隊士達からも慕われていました。

下関戦争長州内訌戦幕長戦争と歴戦し、
北越戦争では劣勢にも悠々とした態度で臨み、
これを見た部下は安心して戦えたようです。… 続きを読む

「少年行」南条範夫

小学校5~6年の頃だったか・・・。
当時は聖闘士聖矢が流行っていて、
少年ジャンプアニメを視ていたのですが、
ある日書店に行くと、
見慣れぬ本が売られていました。
聖闘士聖矢の単行本とは明らかに違うのに、
表紙は聖闘士聖矢に登場する黄金聖闘士が、
車田正美ではない絵で描かれていました。
タイトルは忘れましたが、
聖闘士聖矢千夜一夜」みたいな感じ?… 続きを読む

下関市吉田 奇兵隊陣屋の守護神

吉田奇兵隊陣屋跡は当時の面影はなく、
石碑銅像が奇兵隊の本拠地があったと、
我々に教えてくれるのみです。


奇兵隊陣屋跡」。


敷地の殆どが水田となっています。
ここを訪れた観光客は石碑と銅像、
それに案内板を見て帰ります。
・・・が、陣屋の面影を残すものが、… 続きを読む

おもしろきこともなき世

新年1発目の記事が、
おもしろきこともなき世」ってのも、
どうかとも思いますが、
試撃行」というブログ名のわりに、
晋作の記事が少ないので1発目くらいは、
晋作の話題にしようと思っての事。

一般的に晋作の辞世とされる上の句ですが、
おもしろきこともなき世におもしろく
おもしろきこともなき世をおもしろく続きを読む

第1回 晋作文化祭「狼煙は上海に揚る」

第1回 晋作文化祭と銘打った上映会が、
海峡メッセ下関で開催されたので、
興味があって行ってみました。

幻の映画[狼煙は上海に揚る]は、
昭和19年の日中合作映画で、
戦意高揚のプロパガンダ映画。
とはいえ稲垣浩監督、主演坂東妻三郎
共演月形龍之介梅熹続きを読む

長崎県平戸市 田助浦

平戸田助浦は安土桃山時代、
領主松浦鎮信小値賀島壱岐呼子から、
領民を移住させたことに始まります。
風待ち、潮待ちの港として発展し、
捕鯨なども行われており、
最盛期には遊女屋30軒を誇り、
遊女続きを読む

山口県防府市 富海宿と船蔵

富海は長州藩領の小さな漁村でしたが、
船便での上方の玄関となっており、
また西国街道宿場町となって栄え、
多くの人々が行き交いました。


青でぼかした辺りが富海宿跡
緑の線が西国街道の街道筋。
ここが上方への玄関と云われる所以は、
富海が飛船と呼ばれる客船の拠点で、
ここからの海路が一番早かったから。
長州志士はここから上方を目指し、
他国からの志士もここに上陸しています。… 続きを読む