母里藩は松江藩の支藩。
寛文6年(1666)に松江藩初代藩主松平直政が、
三男松平隆政が1万石を与えて立藩しました。
最初は蔵米支給の新田藩でしたが、
2代藩主松平直丘の時代に所領が確定。
母里陣屋が建てられて藩庁となりますが、… 続きを読む
「支藩」タグアーカイブ
東京都中央区 熊本新田藩上屋敷跡
■熊本新田藩■
熊本藩3代藩主細川綱利の弟細川利重が、
蔵米3万5000石を分与され立藩。
維新に熊本藩の高瀬町奉行所を仮藩庁とし、
高瀬藩として届けられました。
明治3年に正式に高瀬陣屋を建設しますが、
熊本県玉名市 高瀬陣屋跡… 続きを読む
東京都墨田区 椎の木屋敷跡
■平戸新田藩■
平戸藩5代藩主松浦棟の実弟松浦昌が、
蔵米1万石を分与されて立藩。
領地経営は行われませんでしたが、
維新後に平戸藩の御館を藩庁として届け、
長崎県平戸市 松浦史料博物館
館山藩と改称されていますが、
実態は無く明治3年に平戸藩に併合されます。
平戸新田藩上屋敷… 続きを読む
東京都港区 小倉新田藩上屋敷跡
■小倉新田藩■
小倉藩2代藩主小笠原忠雄が、
実弟小笠原真方に1万石を分与して立藩。
3代まで参勤交代をしていたようで、
江戸屋敷と小倉城下の屋敷を往復しており、
知行地は持っていたと思われますが、
行政は小倉藩に取り仕切られていました。
後に定府大名となって蔵米支給となりますが、
明治2年に千束陣屋を構えて千束藩と改称。… 続きを読む
東京都港区 土佐新田藩上屋敷跡
■土佐新田藩■
改易されていた支藩土佐中村藩の藩主家に、
土佐藩9代藩主山内豊雍が蔵米1万石を与え、
土佐新田藩として再興させたもの。
5代藩主山内豊福は佐幕派でしたが、
徳川慶喜に宗家の対する批判を浴びせられ、
幕府と宗家の板挟みを苦として、
慶応4年1月13日に自害しています。… 続きを読む
東京都港区 広島新田藩上屋敷跡
■広島新田藩■
広島藩5代藩主浅野吉長が、
実弟浅野長賢に蔵米3万石を与え、
広島新田藩として立藩させた藩。
幕末に長州藩の動向を注視した広島藩は、
毛利家所縁の吉田を奪われる風説を恐れ、
新田藩7代浅野長厚… 続きを読む
東京都台東区 久保田新田藩上屋敷跡
■久保田新田藩■
久保田藩3代藩主佐竹義処が、
実弟佐竹義長に蔵米2000石を与え、
久保田新田藩として立藩。
宗家からの蔵米支給で成り立っていた為、
本藩との結びつきは強かったようです。
維新後は8代佐竹義諶が初めて国入りし、
椿台陣屋を構えることになりますが、
建設中に戊辰戦争… 続きを読む