延応寺は生野にある真言宗の寺院です。
弘法大師が各地を巡錫する途中、
生野高原にある達磨ヶ峰に堂を建て、
自ら彫った千手観音を安置。
後の延応元年(1239)にその堂が炎上し、
その中から千手観音が舞い上がり、
ケヤキの巨木の梢にとまって、
毎夜光を発したという。
これを諸国行脚中の長遍上人が見て、… 続きを読む
「真言宗」タグアーカイブ
和歌山県岩出市 根来寺
根来寺は新義真言宗の総本山。
興教大師覚鑁が高野山内に一堂を建て、
伝法院と称したことがその始まりで、
鳥羽上皇によって篤く庇護されて、
後に大伝法院と密厳院を建立しました。
覚鑁は金剛峯寺… 続きを読む
京都府京都市 東寺
東寺は東寺真言宗の総本山。
真言宗は弘法大師(空海)により開かれ、
金剛峯寺を修禅の道場として開創。
後に嵯峨天皇より勅賜された東寺を、
その根本道場としています。
寺の管理者である長者(東寺長者)は、
真言宗の最高位としての権威を持ち、… 続きを読む
福岡県北九州市 大蔵院/長崎丸事件招魂碑
大蔵院は門司区田野浦にある真言宗の寺院。
縁起等はよくわかりませんが、
ここに長崎丸殉難者の招魂碑があります。
「大蔵院」。
広い墓域を持つお寺ですが、
正規の入口がよくわからずでした。
「長崎丸殉難者招魂碑」。
文久3年12月24日夜8時頃、
幕府の蒸気船長崎丸… 続きを読む
東京都荒川区 養福寺/生駒家墓所
養福寺は荒川区日暮里にある真言宗の寺院。
正確な創建時期は不明ですが、
初代住職が寛永3年(1626)に死去しており、
それ以前の創建とされています。
「養福寺」。
本堂などの建築物は空襲で焼失しましたが、
写真奥の仁王門は焼失を免れており、
江戸期の木造建造物として現存しています。
周辺の他の寺と同様に多くの文人が訪れ、
ここで… 続きを読む
下関市豊田町 毛利秀包夫人引地君の墓
小早川元包の正室である引地君は、
豊後の戦国大名大友宗麟の末娘。
父同様に洗礼を受けたキリシタンで、
洗礼名はマセンシアであったという。
久留米城主となった小早川秀包に嫁ぎ、
秀包もその影響を受けて洗礼。
久留米城下に天主堂… 続きを読む
下関市豊田町 舜青寺/浮石義民の墓
浮石村は長府藩の筆頭家老である椙杜家領。
宝永5年(1708)の旱魃で被害を受け、
村民は減祖を役人に願い出ますが、
聞き入れられずに困窮に喘いでいました。
その翌年は天候に恵まれて豊作となり、
村民が喜んだのも束の間で、
役人は逆に年貢二割増を命じます。
村民はたまりかねて一揆を計画しますが、
庄屋らがこれをなだめて善後策を検討。
江戸… 続きを読む