山口市」カテゴリーアーカイブ

山口県山口市 周防明倫館兵学寮跡

長州藩の藩校といえば明倫館ですが、
幕末にから山口に藩庁が移転されるに伴い、
藩校である明倫館も山口に置かれました。

もちろん萩明倫館もそのまま置かれたままで、
萩と山口に両立するカタチになります。
山口明倫館は郷校山口講習堂を、
藩庁移転に伴って改称したもので、
文学および兵学続きを読む

山口県山口市 亀山公園(再訪)

山口市の亀山公園には、
長州藩主毛利敬親の銅像があります。


毛利敬親公之像」。
以前も訪れたことがあるのですが、
山口県山口市 亀山公園~敬親と井上と周布
綺麗に整備されたらしいので再訪しました。
亀山公園は亀山山頂を平地にした公園で、
その中央に毛利敬親の銅像が置かれています。

実はここには敬親の銅像だけでなく、
四支藩藩主の銅像が建てられていたようで、
広場を長州藩領に見立てて、
それぞれの領地に該当する場所に、… 続きを読む

山口県山口市 山口政事堂跡

長州藩の藩庁は指月城でしたが、
幕末期に攘夷決行に備え海に面する萩から、
領地の中心の山口に藩庁が移されました。
萩を藩庁としたのは幕府の指示であり、
勿論勝手に藩庁を移すことも、
城を新たに造る事も許されませんので、
幕府にはちゃんと申告しています。
幕府への長州藩の申告によると、
萩は下関や… 続きを読む

山口県山口市 三文字屋跡

十朋亭維新館の隣に整備された庭があり、
三文字屋跡の碑が建てられています。


三文字屋跡」。
三文字屋は和紙問屋。
長州の和紙は防長三白(四白)のひとつとして、
藩に奨励された産業のひとつです。
長州和紙は当時全国シェア30%を誇っており、
徳地和紙山代和紙は品質が良かったとか。
三文字屋は和紙元締めであったようで、
当主は名字帯刀も許されています。… 続きを読む

山口県山口市 南園隊駐屯地跡

市街から国道9号線で北東に行った阿東は、
日本におけるリンゴの最南端の特産地
青森長野で栽培される印象がありますが、
阿東は標高250~300mもあり、
冬の気温は-10℃にもなります。
そういう気候が栽培に適しているらしく、
国道沿いには直売所などが立ち並び、
アップルパイなんかも売られていて、… 続きを読む

山口県山口市 十朋亭維新館

長州藩山口に藩庁を移転したことにより、
役職ある藩士達も山口に転住しますが、
その宿所とされた民家が十朋亭です。

十朋亭は醤油商亀屋を営む萬代家離れで、
藩庁移転後に最初に滞在したのは、
当時の執政周布政之助だったとされます。
その後、… 続きを読む

山口県山口市 福田侠平遺髪墓

奇兵隊の軍監であった福田侠平は、
高杉晋作が最も信頼していた人物とされ、
自身も晋作に心酔していたようで、
晋作の隣に葬って欲しいと遺言しています。
奇兵隊の中でも比較的年長者であった為か、
周囲に比べて冷静な人物だったようで、
血気盛んな隊士達からも慕われていました。

下関戦争長州内訌戦幕長戦争と歴戦し、
北越戦争では劣勢にも悠々とした態度で臨み、
これを見た部下は安心して戦えたようです。… 続きを読む