第37回「江戸城無血開城」。
台風で一週先延ばしとなりましたね。
西郷を呼び出した天璋院は、徳川慶喜の首を差し出すという。
自分と慶喜の命で徳川を助けてくれと頼む天璋院でしたが、
西郷は完膚なきまでに徳川を討ち果たすと断ります。
江戸城総攻撃は15日と決まったから、
早く逃げて下さいという西郷に、
天璋院と幾島は徳川として戦うという。
西郷は勝海舟と会談。
鳥羽伏見の戦いの引き金である江戸薩摩藩邸焼討事件の、
焼き討ちされた薩摩藩邸とは三田にあった上屋敷の事で、
その他にも田町や高輪、渋谷や白金にも、
中・下屋敷などがあったようです。
会談が行われたのは田町か高輪の藩邸でした。
勝は西郷に非戦の条件を話すと、
西郷はあっさり総攻撃を取りやめる。
「民の為」「民の為」「民の為」・・・・久々ですが、
この鼻に付く言葉が江戸を戦火から救ったとは・・・・。
後に九州全土を火の海にしてしまうんですけどね。
「民の為」とどう整合性をつけるんでしょ??
慶喜の首は譲れないという西郷に、勝は会いに行けという。
これで今年も上野の桜が見られると言い、
上野にお前さんの銅像とやらを建ててやらなきゃと、
予言めいた事を勝はつぶやきます。
まあ、桜が散った後に上野は火の海になるんですけどね。
西郷は慶喜に会いに行き、何故戦わずして逃げたのかと聞く。
慶喜は仏公使ロッシュから逃げたのだと答え、
フランスは精鋭12万と銃5万丁を援助し(マジか!)、
その見返りに薩摩をよこせと言われたから、
逃げるしかなかったと話す。
まあ突拍子の無いストーリーですが、
しっかりと複線を改修しましたね。
この辺が「花燃ゆ」と違うとこでしょうか。
京に戻った西郷は江戸城開城の条件を新政府に伝えると、
木戸孝允が慶喜の首を刎ねなければ、
長州の屈辱を晴らせぬと強硬姿勢。
あああ・・・やっぱり長州はそういう風に描かれるのね。
木戸は新政府の中でも穏健派だったハズですけど・・。
結局、総攻撃は中止。
江戸城は明け渡され、慶喜は水戸へ謹慎。
天璋院は西郷に徳川幕府の書類を渡す。
その中には二宮尊徳の書もあり、
西郷は「民がどれだけ助かるか・・」と。
またか・・・。
で、彰義隊が上野に集結。
木戸はほら見てみろといった具合に息巻きます。
う~ん。
長州内でも穏健派の木戸がこれじゃあ他の長州人は鬼ですね。
・・・と思っていたら大村益次郎が登場。
変な特殊メイクですね。なんかすごい違和感があります。
「戦を知らん」と皆に言ってますが、
これじゃいくら命があっても足りませんねぇ。
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