第27回「禁門の変」。
一橋慶喜の宿舎を出た西郷は、ある乞食に出会う。
それが桂小五郎だったわけですが、扮するは玉山鉄二です。
大河では「八重の桜」の山川大蔵以来ですね。
この人はコミカルな役もシリアスな役も出来ますが、
やはりダイハツウェイクのCMでの「あんちゃん」が強烈。
あのあんちゃんがこんな渋い演技もこなすとは思えませんよね。
今回は桂役ですが、高杉晋作をやってくれても良かったなぁ。
(出るかわかんないけど・・)
西郷の宿舎に現れた桂は、慶喜に会わせろと言う。
西郷は平岡円四郎を殺したのは長州では無いのかと尋ねると、
桂は嫌疑は土佐、肥後、そして薩摩の人斬り半次郎にもあり、
長州では無いと言い切る。
人斬り半次郎こと中村半次郎(桐野利秋)役は大野拓朗。
「花燃ゆ」では野村靖を演じていました。
この人はNHKのドラマによく出てますね。
半次郎は平岡を殺したのではないかと疑われています。
西郷は桂を慶喜に会わせるように仕向け、宴会で2人は対面。
慶喜は簡単に桂の願いを受け入れます。
すげえなこの展開・・・。
が、それから1か月後、新撰組が古高俊太郎を捕える。
長州が御所に火を放ち天皇を連れ去ろうとしている事が判明し、
慶喜は長州志士の潜伏先を襲撃する事を松平容保に命じる。
容保の命を受けた新撰組は池田屋を襲撃します。、
これじゃあ池田屋事件は慶喜が起こした事になりますが・・・。
池田屋事件は新撰組ファンには残念な感じで終了。
これを受けて長州藩は軍勢を京へ進めます。
西郷は慶喜の許を訪れる。
平岡殺害の下手人が水戸の者であったと聞かされ、
慶喜は誰が味方で誰が敵かわからぬと叫ぶ。
禁門の変が始まり、薩摩藩は乾門の守護を担当。
来島又兵衛役は長州力。
格闘ではめちゃめちゃ強そうなのですが、
やはり歳のせいかなんだか鈍い感じがしますね。
西郷は来島一人を狙う事を命じ、来島を打ち取ります。
そして西郷は長州兵に投降を即し、
長州兵は刀を落としてうなだれる。
が、そこへ会津兵が現れて長州兵に追撃を掛ける。
ありゃりゃ?これじゃ会津兵は悪者に見えちゃいますね。
てか慶喜の私兵のような扱い。会津の人達は怒らないのかな??
なんだか気になっていたのですが、
このドラマでは慶喜の奇行によって、
幕末の動乱が起こされた様にするようです。
西郷VS慶喜の図式への複線なのでしょう。
結構史実とは違いますが、ドラマとしてはまあ面白いかな?
最近の大河ドラマでは酷い扱いを受け続けていた長州藩ですが、
(その酷い扱いは「花燃ゆ」も含みます(笑))
今回はそこまで酷い扱いではないようです。
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