最低最悪の幕末大河「花燃ゆ」より2年。
期待と不安の大河ドラマ「西郷どん」が、
とうとう始まってしまいました。
とりあえず1年間、感想を続けていきたいと思っています。
最悪の「花燃ゆ」で続けられたんだから、
最後まで続けれる自信はありますが、
どうせなら良い作品であってくれと願う次第。
第1回「薩摩のやっせんぼ」。
上野の西郷隆盛像の除幕式から始まります。
多くの参列者の中、西郷従道の横に座る糸。
除幕された像は、愛犬を連れた浴衣姿の西郷隆盛。
糸は大きな声で、
「旦那さぁはこげな人じゃあいもはん!」と叫ぶ。
参列者たちは当惑し、従道に引かれて糸は退出します。
いきなり上野の銅像をディスりましたが、
これは良く知られる話ですね。
第1回は恒例どおり、主人公が子役で登場。
幼少期のエピソードが語られます。
後に出会う重要人物との運命的な出会いの場面なのですが、
今回は西郷と島津斉彬の運命的な出会いでした。
茶会に大量の菓子があるという事で、
皆で島津家の別邸仙巌園へ。
伊藤と名乗る謎の少年と共に仙巌園に潜り込みますが、
案の定見つかって追いかけられます。
逃げた先では大砲の火薬の試験をしている島津斉彬が・・。
少年達は斉彬を天狗だと勘違いし、
斉彬は見たことを公言するなとカステラをくれます。
基本的に世子である斉彬は江戸暮らし。
運命的な出会いを演出するために、
お忍びで国元に来させたようですが、
それは無茶すぎのような気がしますね。
その後、島津義弘の奇跡の生還を祝う祭「妙円寺詣」で、
郷中の少年達が妙円寺への一番乗りを競う。
甲冑を着た少年達が競争する祭のように描かれていますが、
ネットで調べると大人も参加した祭のようですね。
伊藤という少年も、何故か西郷と同じ郷中チームで参加。
見事一番乗りを果して、褒美の餅をゲットするのですが、
そこで伊藤という少年が糸という女だとわかります。
なんで伊藤少年が郷中ごとに分けられているはずの競争で、
西郷の郷中チームに入ってるのでしょうね?
それよりも糸を男勝り設定にする理由は何?
そこへ島津久光が現れ、西郷らにねぎらいの言葉を掛ける。
その場にいた赤山靭負は従者の一人に向かい、
「あなた様は!!」と大声で叫びます。
お忍びで来ている斉彬は、従者に変装しているのですが、
それを察しないKYな赤山は、皆に斉彬だとばらしてしまう。
心の広い斉彬はそんなことは気にせず西郷に声を掛け、
ばれていないかのように従者として去っていきます。
西郷は糸の気持ちがどんなものか女装して町を歩きます。
その姿を父親に見つかって連れて帰られる。
微妙にプロレスラーの人がチョイ役で出てましたね。
その後、因縁のある他の郷中少年達が西郷を襲い、
相手の刀の鞘が割れて刃が西郷の肩に当たり、
大怪我を負ってしまいます。
その怪我がもとで刀の振れない体になった西郷のもとに、
怪我をさせた張本人の親が現れ、
怪我をさせた息子に腹を切って詫びると言いますが、
西郷の父吉兵衛は逆に詫びるのはこっちだと謝る。
これに腹を切らすとまで言った親は何故か豹変して、
誤りもせずに立ち去ってしまいます。
自暴自棄の西郷は、狩りをしている斉彬に再び出会い、
刀の振れない体になってしまったと泣きます。
斉彬からしたらそんな事知るか!って感じでしょうが、
「弱き民を助ける強い武士になれ」と励まし去っていく。
西郷ら子供達は城山に登り、
将来お城に誰が一番に登るか競争だと誓い合いますが、
城の裏に簡単に登れる薩摩藩の将来の方が気になりました。
さて第1回ですが、西郷は小吉と呼ばれているのに、
弟は吉二郎と呼ばれるなど、
少し考証が甘いような感じがしました。
まあ脇役の名前はややこしいので、
あえて変更しないという事もありますので、
この件はまだ何とも言えませんが、
兄が小吉で弟が吉二郎って何か変でした。
それよりも薩摩にいるはずもない斉彬を、
わざわざ江戸から来させた事が、
これからの事を考えると不安でなりません。
また、西郷像をディスった糸役の黒木華。
像が除幕する前からなんだか虚ろな表情で、
西郷はこんな人ではないと大げさに叫ぶ演出は、
ちょっとやりすぎな気がします。
小柳ルミ子の由羅・・・・めっちゃ怖い・・・・・。
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