第3回「子どもは国の宝」。
西郷と熊吉は火縄銃でイノシシを獲って、
病気の祖父龍右衛門に精を付けてもらおうとしますが、
帰ってくると三男の信吾が腹痛でうなされています。
これにイノシシを売って医者代を稼ごうとしますが、
父の吉兵衛に恥だと止められる。
吉兵衛は借金すると大見得を切り、
それなら西郷は家を売ると大喧嘩。
隣から大久保正助と次右衛門がやってきて仲裁します。
信吾の腹痛はほったらかし・・・。
次の日、吉兵衛は赤山靭負に借金の事を話し、
金を貸してくれそうな商人を紹介してもらいます。
吉兵衛は西郷を連れて商人宅を訪れ、借金を申し入れましたが、
吉兵衛の不遜な態度に断られそうになりますが、
西郷の土下座で借りることに成功しました。
また土下座しちゃいましたね・・・。
つられて吉兵衛まで・・・吉兵衛は恥が嫌だったんでは?
大金を借りることに成功した二人が帰っていると、
イモを盗んだと追いかけられて暴行をうける子供を見つけ、
西郷はそれを止めます。
その子が中村半次郎のようで、捕まえようとする農民に対して、
木刀で応戦してあっという間に全員倒してしまう。
西郷はその太刀さばきに感動しますが、
半次郎はそのまま逃げ去ります。
こんだけ強いなら初めから倒せばよかったじゃん。
吉兵衛は借りた金で米を買って皆に振る舞います。
金の貯まらない人間の典型のようですね。
白米を食べる熊吉の感動っぷりを見た西郷は、
熊吉の実家にも米を分けてやろうと提案。
西郷と熊吉は、熊吉の実家に米を運びます。
2俵も分けてやるとは大盤振る舞いなことですね。
俵には製米済みの米が入っていましたが、
これではすぐに虫にやられてしまいそうです・・・。
その日は熊吉の実家に泊まり、
朝方外に出ると夜逃げ家族に出くわします。
その家族の中に昨日出会った半次郎がおり、
見逃してくれと嘆願する家族に、
西郷はなんとかすると約束して説得。
荷車を貸して家まで送ります。
この件が知れて免職になりかけますが、
赤山が登場して事なきを得る。
この家族の事を西郷と大久保は赤山に相談。
貧しさから解放されなければ武士がいなくなると訴えます。
赤山は島津斉彬がもうすぐ藩主になるから大丈夫と答え、
西郷と大久保は胸を高鳴らせました。
なにが大丈夫なんだろう・・・。
斉彬は現藩主島津斉興の追い落としを図るため、
老中筆頭阿部正弘に、密貿易や偽の琉球出兵の証拠を提出。
阿部は快諾して調所広郷を呼び出し問い詰めますが、
調所は全て自分がやった事で藩主に責任は無いと言う。
その夜、調所は毒を飲んで自殺してしまいます。
調所が持っていた壺は何の意味があったんでしょう??
密告の件は本当の事ですが、斉彬自ら密告はありえません。
自分が藩主になりたいからって、お家の秘事を密告するのは、
はっきり言って下衆の所業でしょう。
しかもこの件は、藩主の失脚だけでは普通は済みませんよね。
下手するとお取り潰し、大幅な厳封は免れない事件。
こんな人が藩主になったら、もっと貧しくなってしまいます。
斉興は激怒。そりゃそうだ。
側室のお由羅も煽って「お由羅騒動」が勃発。
斉彬派の藩士が大量に処罰されてしまいます。
西郷家で郷士達が集まり、騒動の事を相談しているところに、
悲壮な顔の吉兵衛が帰ってきます。
吉兵衛は赤山に切腹の沙汰が下ったと話しました。
前2回の西田敏行の最後のナレーションは、
「気張れ!」で締めていましたが、今回は普通でした。
全回通して「気張れ!」で通すのかと思っていたのですが、
どうも違うようですね。
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