第36回「慶喜の首」。
鳥羽伏見の戦いが始まります。
戦闘の描写はNHKとは思えぬ出来でしたね。
敵側をほとんど映さずに薩摩の陣だけにしたのは良かった。
兵力・兵器共に劣勢の状況で、錦の御旗の登場。
それを見た幕軍はバケモノでも見たかのように逃げ出します。
薩摩藩兵があれはなんですか?って聞いてる位なのに、
さすがに幕府軍はよくモノを知ってるようですねぇ。
追い打ちを掛けようとする西郷に信吾がつめよりますが、
信吾は銃撃をうけて負傷。
虫の息で相国寺へ運ばれますが、助からないと言われます。
西郷は見舞にも行かず本陣で作戦指揮。
薩摩の本陣には白熊をかぶった人物がいましたが、
薩摩弁しゃべってるけどこれは誰?
官軍仕官のシンボルでもあるこのボンボンのような被り物は、
白いのが白熊、赤いのか赤熊、黒いのが黒熊と呼ばれます。
通説では薩摩が黒熊、長州が白熊、土佐が赤熊とされますが、
現存する靖国神社遊就館の薩摩藩士遺品の白熊があったり、
高知県歴史民俗博物館に白熊があったりと誤説らしい。
また、江戸城無血開城の際に鹵獲したというのも通説ですが、
それ以前に被っていたという話もあるようです。
NHKの時代考証は、これらを理解したうえで、
あえて白熊を被らせているのか?
まさか鹿児島名物の「白くま」からの連想ではないでしょね。
錦の御旗効果で裏切りが続出。
大坂城ではかくなるうえは籠城しましょうと、
徳川慶喜は家臣ら詰め寄られます。
あいわかったというところでなぜかミュート効果。
でも、慶喜は幹部をつれて大坂城を奪取します。
これにて官軍の勝利、
白熊の男や中村半次郎が信吾を見舞うよう勧めますが、
西郷は見舞には行かずに御所へ向う。
相国寺に英国医師ウィリスが現れて、戦傷者の手当を行い、
信吾は最新の手術でどうにか助かります。
大久保から西郷が呼び寄せたと聞きますが、
西郷は「多くの命を救いたい」と天子様に直訴しています。
信吾を助けるために天皇にウソを言ってる・・・・・。
そして信吾は回復しますが、中二病まで回復した模様。
江戸へ俺も行くと言っています。
他方から慶喜酌量の嘆願が来ますが、西郷は強気。
江戸城総攻撃が決まりますが、西郷だけがやる気満々。
慶喜の逃亡の理由は、西郷が怖くて逃げたと言う事に・・・。
勝海舟曰く「あんた徳川のツラ汚しだ」ほんとほんと。
・・・で、ふきは西郷にあやまれって。子供の喧嘩かよ。
謹慎の慶喜のところへ勝が現れどうするのか聞く。
勝は自分にまかせてくれれば勝ってやると言いますが、
「それならたしかに勝てるが日本は終わる・・・・
異国に日本を捕られてしまい徳川が笑われる」とこれを拒否。
朝廷に刃を向けるつもりはなく勝に全権をゆだねるという。
後ろで山岡鉄舟がそれを聞いていてすぐに駿府へ向かう。
山岡は官軍の衛兵をものともせず、西郷に面会を求め、
勝からの書状をみせます。
西郷は江戸に来いという手紙を読み、
勝の頼みでも聞けぬと去ろうとしますが、
「ならば我らは最後の一兵まで戦わねばなりません」
西郷を呼び止める。
西郷は慶喜を信じることは出来ぬと再度断ると、
山岡は腹を斬ろうとし、
西郷は「何故あの慶喜公を信じるのか」と問います。
「サムライが主を信じれられなくなったら、
それはもうサムライではございますまい」。
演ずる藤本隆宏かっこいいね・・・・
これに感化されて勝に会うことを決める。
西郷が江戸に入ると、店主が「もしかして薩摩のお方か」と聞く、
すると店にいた客が皆出ていきますが、このシーン必要??
って思ったら幾島が登場!「ひかーえよ(笑)」。
薩摩のお屋敷にまで行った甲斐があったという。
はて?薩摩藩邸は焼き討ちされた後では??
・・で江戸城に行った西郷が、天璋院に会ったところで次回。
交渉もせずに敵の総大将を江戸城に入れちゃっていいの?
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