第7回「背中の母」。
のっけから大村崑演じる西郷龍右衛門が死去。
天寿を全うした爺さんのただ一つの心残りは、
西郷の嫁の顔が見れなかった事だという話から、
父吉兵衛が伊集院兼善の娘須賀との縁談を進めます。
西郷は嫁取りに乗り気ではないようで、
父や大久保などにお前が嫁を貰わなければ、
妹の琴が嫁に行けないと説得。
実際には、琴は西郷より先に市来正之丞に嫁いでいますし、
父母存命中に2人も子を産んでいますので、
外孫とはいえ、吉兵衛や政佐は孫の顔を見れています。
島津斉彬の許にメリケンの軍艦が、
日本に来るという情報がもたらされ、
斉彬は見込みのありそうな若者を江戸に連れて行くので、
選別せよと側近に命じる。
その話を聞いて西郷の仲間たちは、
江戸へ行きたいと話していますが、
なんで彼らは江戸に行きたいのかよくわかりません。
母の政佐が労咳を患っていると発覚。
政佐が早く嫁を貰って欲しいと思っていると聞き、
西郷は嫁を貰う事を決心します。
で、婚礼となるのですが、須賀はバッチリ白無垢で、
他の皆は平服・・・・。
いやいや、いくら貧乏だからって、
本人や親は紋付や裃は着るでしょ?
無くたって親戚や知り合いから借りて来るべきで、
いくらなんでも婚礼に平服は、相手方に失礼と思います。
花嫁の須賀は、御前相撲の西郷の雄姿を見て、
西郷に惚れ込んだとの事ですが、とてもそうは見えない。
愛想が無いという設定のようですが、なんだか人形の様。
惚れてるんですよね・・・?
そんなこんなで西郷家の嫁になった須賀は、
政佐に家事について教えを請うのですが、
なかなか上手くいかない。
ある夜の夕食時に、
吉兵衛は自分と政佐との馴れ初めを話し、
政佐に感謝するとともに、
須賀に夫婦とはこういうものだと教えるのですが、
次の日の朝、吉兵衛は帰らぬ人となってしまいます。
吉兵衛の死後、政佐の病状は悪くなる一方。
須賀は二人家の者が亡くなると、墓に人形を埋めなければ、
三人目が亡くなるという迷信を話すが、
祖母のきみは、そんな話聞いたことないと取り合わない。
そういう迷信って薩摩にあったのかな??
大山格之助と有村俊斎が、江戸詰に選ばれたとやってきて、
西郷の事を聞きますが、自分は選ばれていないと言う。
それを聞いていた政佐は、西郷に桜島を見せてくれと頼み、
西郷は政佐を背負って桜島の見えるところまでやってきます。
政佐は江戸詰の願いを出していない事を悟っており、
「これからは自分の好きなように生きなさい」
と言って息を引き取りました。
赤山靱負の墓もそうですが、
祖父龍右衛門、父吉兵衛の墓は木製ですね。
土葬の場合、すぐに墓標を建てられない。
って聞いた事ありますが、そういう事なんでしょうか?
西郷家代々の墓所は、現在鹿児島市常盤町にあるようですが、
本来は南林寺(現松原神社)の墓地にあったようです。
寺域の墓地ということは火葬だと思うので、
上記に当てはまらないのですが、
なんらかの文献を元としたものなんですかね?
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