第三十九回 「新しい日本人」
そうせい候の体の具合が悪くなり、
都美姫は「大殿は美和の作った野菜は食べる」と、
美和に介護食を作らせます。
当時は農薬も使わず、輸入野菜も無く、季節の野菜を作るだけ。
誰が作っても一緒の気がします。
なんでこんな事言ってるかといえば、
そうせい候と2人きりのシーンを作るためです。
そんなまわりくどい事しなくても、どの場面に美和が居ようと、
視聴者は気にならなくなっていますが・・・・。
さて、廃藩置県により毛利家は東京に行く事になり、
奥御殿は解散されることになります。
一同を集めて銀姫が解散を発表。
騒然とする中、美和の「手に職」があるから大丈夫的な発言と、
魔法の言葉「せわぁない!」で一件落着。
意地悪役のはずが、大した意地悪できなかった日出は、
上海に行くという(その話いる??)。
ライバル役のはずが、ちびまる子ちゃんで言えば「たまちゃん」役になってた鞠は、
結婚するという。
無理やり大団円にして大奥編は終了です。
杉家に戻った美和。
奇兵隊に入っていた敏三郎が帰ってきます。
心に深い傷を負ってるという設定のようですが、
前回の奇兵隊の反乱の時に、
出番が無かった事に対してすねているようにしか見えません。
楫取素彦は、すべての職を辞して隠居し、
二条窪で畑仕事に従事します。
タタミ一畳分の畑(家庭菜園?)を耕す楫取の元に、
美和と敏三郎が訪ねます。
荒地という設定ですが、荒地というより崖の麓ような場所。
ここを開墾しようとするには無理があります。
二条窪には実際に行った事があるのですが、
こんな場所ではありません。ちなみに萩郊外ではないし・・・。
元奇兵隊で楫取を恨む中原復亮という青年は、
楫取らのひたむきさに心を打たれ改心します。
この中原復亮という青年は、後に楫取の腹心となる人物ですが、
実際には二条窪で会ったりしていません。
元奇兵隊なら敏三郎の事を知ってるはずですが、
そんなことは気にしないのが「花燃ゆ」クオリティです。
なんだか土砂崩れがおきまして、
中原復亮が手伝って大事には至りません。
実家が農業で水害(昭和58年7月豪雨)も経験している僕の嫁さんは、
この一連の寸劇を冷ややかな目で視てました。
鬼怒川決壊の惨事の記憶も新しい中、
こういうシーンは自粛するべきではないかなと思いました・・・。
(大して重要なシーンでもないし・・・)
さて、ここ何回か恒例になった終了5分前の美和と楫取のツーショット。
大殿からの伝言を楫取に伝えますが、
内容はどうでもいいものです。
それよりも美和が「新しい日本人を育てたい」というどうせしないことが、
重要のようです。
そうせい候の最後の「そうせい!」も、美和が頂いています。
「そうせい!」は今まで僕が数えたかぎり「17回」でした。
思ったほど言っていないなぁ・・・。
今回は美和が楫取を支えると発言。
姉の寿まだ居るんですが・・・・。
杉家に帰ると、何故か久坂の子秀次郎が。
「たしか京で・・」って、ほんのちょっと会った子供の顔を覚えてるってすごいなあ・・。
ただいま 17 そうせい!(終了)
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