第三回 「ついてない男」
タイトルのついてない男というのは、
東出昌大扮する久坂玄瑞の事ですね。
おみくじを引いても「凶」ばっかり出る・・・。なんて中学生のような思考・・・、
吉田稔麿や入江九一も登場して、黒船を見に行こうと計画するも、
怖気づいたようで来たのは久坂のみ。
おいおい!四天王ショボっ!!腰抜けすぎるだろ!!
・・・・・と思ったけど、考えたらみんな13~16歳くらいの子供ですね。
吉田稔麿役の瀬戸康史や野村靖役の大野拓朗は、
なんとかその歳に見えないこともないですが、
東出昌大と要潤は、10代は無理があるでしょ??
木刀を腰に下げたって、東出昌大は15歳には見えないでしょ・・・。
・・・とはいえ子役を使うほど低い年齢でもないし、仕方ないのかな?
文と久坂の出会いの甘酸っぱい展開も、中学生位の事と考えたら、
大目に見れなくもないですね。
さてさてロクでもないのが、我らが寅次郎。
相変わらず家族や周りの人々に迷惑かけ放題です。
吉田松陰という人物を詳しく知らず、このドラマで初めて見るという人もいるでしょうが、
僕が思う限り、今のところイイ線行ってます。
吉田松陰は聖人君子の教育者ではありません。
ずっと滅茶苦茶で、周りに迷惑かけっぱなしで、
最初から最後までトンガリっぱなしで、そのまま死んでしまいます。
そのハチャメチャぶりは、弟子の晋作も到底及びません。
(晋作の場合、忠と孝だけはしっかり持っていた)
そんな吉田松陰を語る上で、いい演出だなと思ったのが、
兄の杉民治(原田泰造)の説教シーン。
セリフは忘れましたが、
「お前はこうと思ったらまわりが見えてない。それで迷惑掛かるのは家族。
日本の為、国家の為とすぐ言うが、それじゃただの子供。」
みたいな意味の事を松陰に言ってましたが、全くそのとおり。
5歳児がそのまま大きくなったのが松陰です。
・・で、白熱の説得の後、全然懲りずに黒船へ向かいます。
ああ・・・、このまま同行の金子君にも迷惑かけるのね・・・・。
今回は原田泰造の演技が良かった。
近藤勇も悪くないけど、僕はこっちのほうが好きです。
ただいま 1 そうせい
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