八重の桜28

第28話「自慢の娘」

今回の目玉は、
濡れた着物を砲弾に被せて、
爆発を未然に防ぐ荒技
これを実際に城内でやっていたんですね。
焼玉押さえ」というらしいです。
城内に1000~2000発の砲弾が降り注ぎ、
女子達は飛び回ったそうです。
アメリカの戦争映画なら失敗して、
木っ端微塵って描写が思い浮かびます。
実際に木っ端微塵になった女子も、
少なくはなかったでしょう。

綾野剛扮する容保の血走った目は、
いい味出してますね。
会津の逼迫した状況をうつすようです。
民放のチャラけた演技とは一味違います。
若いのになかなかの俳優ですね。

しかし酷いのは佐川官兵衛の扱いです。
鶴ヶ城外でゲリラ戦を展開し、
官軍から「鬼の官兵衛」と恐れられた男は、
殿様のお酌でいい気になって寝てしまい、
寝過ごして夜襲をかけられず、
そのせいで会津は敗れた的な描かれ方。
そりゃないでしょ?
追記・・・
佐川官兵衛が寝過ごした話は、

本当の話だったようです。

佐川氏は御慰労の酒に酩酊されたか、
 遂に其の席において熟睡に入られ
(『井深梶之助とその時代』)

誰か起せよ!
てか切腹モノの大失態じゃない?

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